フィリピン当局は、2023年10月12日に南シナ海のサビナ礁周辺で、フィリピン漁船およそ20隻が中国海警局による危険な妨害行為を受けたと発表しました。中国側は高圧の放水砲を発射し、フィリピンの漁師3人が負傷したとされています。さらに、中国海警局は漁船のアンカーチェーンを切断するなど強硬な措置を取ったとされ、フィリピン側は自国の排他的経済水域内での漁業活動として、中国側を非難しました。
一方、中国はフィリピン船団の挑発行為だとし、正当な対応と主張しています。

この事件は単なる海洋活動の摩擦を超え、地域の安全保障に大きな影響を及ぼす可能性があります。まず、中国海警局の行動は、法執行を超えた過剰な力の行使であり、国際法に反する危険な兆候です。フィリピンの合法的な漁業活動を妨げ、その生命すら危険にさらしています。また、中国側の「主権主張」は、周辺諸国との対立を深める原因となっており、地域の安定に深刻な影響を及ぼすことを無視しています。この問題を解決するためには、まず国際的な海洋法の遵守を求め、中国とフィリピンの間での具体的な活動規範を設定することが必要です。さらに、国際仲裁機構を活用した中立的な会話の促進が求められます。そして、アジア各国と協力し、平和的な海洋利用に関する合意形成を推進すべきです。
国際社会としての責任を持ち、法と秩序を尊重する姿勢を強く求めます。この事件は単なる領土問題ではなく、人命を守るための法の正義が問われています。
ネットからのコメント
1、今回の事案は、中国側の行動が「法執行」を名目にした過剰な威圧であり、到底正当化できないと感じる。自国の排他的経済水域内で漁を行っていたとするフィリピン漁民に対し、高圧放水やアンカーチェーンの切断といった危険行為を加え、実際に負傷者まで出している点は深刻だ。民間の漁師の生命と生計を脅かす行為は、海の安全と秩序を守る立場とは真逆である。中国は「争う余地のない主権」を繰り返し主張するが、国際法や周辺国の立場を顧みず、力で既成事実を積み重ねる姿勢は地域の緊張を高めるだけだ。対話と法の枠組みを軽視し、威圧で相手を屈服させようとする態度こそ、国際社会から厳しく批判されるべきだと強く思う。
2、本当に大人とは何かを誰か教えてあげてください。同じ人間でも育ちや教育等によって、こうも変わるんだと、勉強になります。息子の教育にうまく活かしたいです。
3、フィリピンが中国を非難し日本寄りの発言をしたからでしょうか。
それともこれは常態化していたのでしょうか。ああまたあの国がやらかしたなという印象ですし、正当性を主張したとしても何の根拠もないし、どちらにしても非は中国にしかありませんね。
4、こんな周辺国と問題ばかり起こす中国に、高市総理大臣の発言が悪い!発言の撤回と謝罪を!と騒ぎ立てる、野党・石破茂・メディアは何を考えて批判してるのか?日本経済が良ければ、この様な横暴を見て見ない振りをする事が良いのか?日本国が折れて中国に跪けば、中国の横暴を助長する事になりかねない!中国に折れて言い成りにならなければ、日本経済が沈没すると言うなら、もう日本国は終わってるだろう!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b64282171f1cfe2f0377b5d663ba5210438e3479,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]