事件概要：2025年8月10日放送の『サンデーモーニング』で、参政党の塩入清香議員（43）が「核武装が最も安上がりで安全を強化する策の一つ」と発言した件が取り上げられた。この発言は、7月3日のネット番組での発言を受けており、物議を醸していた。番組内で朝日新聞編集委員の高橋純子氏は「幼稚かつ稚拙」と批判し、核保有に対する経済的な主張を強く非難。

これに対して、ASKA（67）が反論し、核武装による自衛の効果を強調する投稿をXに行い、大きな反響を呼んだ。この投稿は約1日で167万インプレッションを記録するほど注目を集めた。

コメント：この議論は、核兵器の経済性や安全保障のあり方についての深刻な問題を浮き彫りにしています。塩入氏の発言は一見すると現実的な解決策を模索しているようにも見えますが、その背後には無責任な考え方が潜んでいます。経済的な観点で核武装を「安上がり」と評価することは、戦争という最悪の事態を招きかねません。核兵器がもたらす無数の人命の危機、国際社会での孤立、そしてその持つ道徳的な問題を無視してはならないのです。

この問題の本質は、軍備拡大が安全保障を強化するという単純な論理に依存している点です。現在の制度では、安全保障と平和的解決策のバランスが欠如しており、これが兵器開発への過度な依存を生み出しています。

解決策としては、まず平和的外交を中心に据えた政策の強化、国際的な軍縮交渉の積極的な推進、そして国内の市民との対話を通じて、戦争の回避が最優先であるべきです。戦争を前提にした安全保障が通用する時代はとっくに終わっており、今こそ平和を守る新しい枠組みを築く時です。

ネットからのコメント

1、ネットの登場によりオールドメディアの既得権益であった言論空間が開放された。これは世界的な流れであり抗う事は出来ない。核兵器の議論を言論封鎖することももう不可能である。事実、核兵器は抑止力として使われている。潜水艦と核兵器の組み合わせによって究極の抑止力となっている。日本人はもっと核兵器の抑止力としての変遷を理解すべきだと思う。

2、日本は世界で唯一の被爆国として、核兵器の悲惨さを知る国です。その記憶と道義的立場は決して軽んじてはなりません。しかし現実には、中国・ロシアという核保有大国が隣接し、北朝鮮も核武装を進める中、理想論だけでは国を守れない状況にあります。戦争になれば最前線に立つのは若者であり、その命を守るためにどの選択肢を取るか、冷静な議論が必要です。

核保有は兵器数や配備の縮小による防衛効率を高める一方、経済制裁や維持コストのリスクも伴います。感情的な否定も、安易な肯定も危険です。唯一の被爆国としての平和希求と、厳しい安全保障環境に向き合う現実主義、その両立こそが求められています。国民全体で「どうすれば日本を守れるのか」を、感情と現実の両面から真剣に考える時です。

3、核抑止の核の傘にいる日本が核抑止を否定することは理解出来ないし、一時的な損害があっても核抑止を持とうとする国があるわけだから、メリットがある、安上がりって考えもおかしくはない。感情的には広島や長崎の人からしたら、不快ということはわかるけど、落とされた国だから安全保障は真剣に考えよう、勿論核抑止力も。

4、戦争になり、最初に戦場に行くのは若者。戦争で犠牲になるのは若者です。核保有は、日本の若者が決めるべきです。戦争が起こっても戦場に行かない老人が決めるべきではないと思う。核保有で、何万人の日本の若者の命が助かるなら、持つべきだと思う。