全国の教育委員会が教員による性暴力の対策として教室に防犯カメラ設置を検討しているかどうかというアンケートが実施された結果、8割を超える教育委員会がカメラ設置を検討していないことが判明した。理由として、多くの教委は児童生徒のプライバシーへの配慮を挙げた。アンケートは7月に行われ、47都道府県と20政令市の教育委員会からの回答を集めた。
反対意見ではプライバシーを強調し、カメラの抑止効果は認めつつも、常時撮影による教員や子どもの萎縮を懸念する声が多かった。教員の性暴力事件が多発する中で、教育現場でのカメラ設置は複雑な問題を抱えている。
教育現場における性暴力問題は深刻です。教室に防犯カメラ設置を検討していない教育委員会が多いことは、無関心や怠慢と捉えられるでしょう。教員による不祥事が続く中、透明性の確保と児童の安全が何よりも重要です。制度としては、プライバシーの配慮を欠かさないカメラ設置のガイドラインを作成すべきです。さらに、教員の定期的な倫理研修を強化し、地域コミュニティとの連携を強めて監視体制を整えることも必要です。加えて、事件発生時の迅速な対応と情報公開を徹底することで、信頼回復を図る構えが求められます。価値観の対比として、個人のプライバシーと子どもの安全という二つの重要な権利の調和を図る努力が、今こそ求められています。
現状のままでは、不信感は増すばかりです。
ネットからのコメント
1、教職ですが、防犯カメラは教員を守る意味も多くなるし、子供の意識も変わると思う。教室内にあってもよいくらい。究極を考えたら、物隠しや自作自演トラブルは減るだろうし、明らかな悪意をもったイジりやイジメ的振る舞いも減るかもしれない。やったやらないのトラブルにも有効。嘘を付かなくなる。保護者対応にも根拠の武器を持った状態をつくれる。個々の発達的な特性判断もしやすくなるし、授業態度も意識が高まる。学先生側もしっかり教材研究し、子供もそれを受け取る。学力向上するのではないかと思う。また、教室内で着替える事がなくなり、更衣室を必ず学校に配備するきっかけとなる。確実にメリットがデメリットを上回る。
2、現実問題として防犯カメラの設置は不可能。学校での不祥事があると「防犯カメラを設置すべき」との論が必ず出てくるが、費用、監視体制、録画の可否等を全く考えていない。学校現場では「写真を写さないで!」という希望の児童生徒もいて、保護者がまず了承しない。このニュースが出ると、学校や教育委員会が隠蔽したがってる…なんて騒ぎそうだが、学校は児童生徒を守る義務があることをもっと知っておいていただきたい。
3、防犯カメラの目的が教員の性暴力対策とあるけど学生によるいじめや暴力、女子生徒の盗撮等の問題もあるからそれらの問題を解決する手段にもなると思う。子のいじめや暴力を親が訴えても学校は証拠がない確認出来ないとして有耶無耶にされるという話をよく聞く。プライバシーと言い訳にしながらやましいことを隠匿しようとしているのではないだろうか?
4、児童のプライバシーを守るという理由が出てきていることは検討してるってことじゃないのかな(検討の結果設置しないという結論)。違うのかな。でもプライバシーの保護より被害とか考えると防犯のためのカメラ設置の方が優先のような気がしますけどね。街中のカメラ設置や取り調べの可視化等の経緯を考えると教師・児童共に証拠映像で守られる機会の方が多いと思います。結局、予算とか責任とか手間の部分を回避したいがための言い訳の様に聞こえます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7b977ffe99a84af67f5da55a45614d75b258dcf6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]