ウクライナと欧州は、2025年8月9日に英国で開かれた高官会合で、米ロ首脳会談を前にウクライナの停戦交渉案を米側に伝えた。ウクライナは、ロシアが求めるウクライナ東部州の一方的な割譲を拒否し、代わりに完全停戦と両軍の相互撤退を柱とする案を提示した。この会合は、米ロ首脳会談前に進められ、ウクライナと欧州は米ロ間で進められる可能性のある合意に対して懸念を示している。
また、米国はゼレンスキー大統領をアラスカ州に招待する可能性を検討していると報じられた。
戦争という極限的な状況において、停戦交渉は常に非常に複雑で慎重な対応を要します。しかし、今回ウクライナと欧州が提示した停戦案は、非常に重要な一歩です。特に、ウクライナの領土を一方的に譲ることなく、完全な停戦を優先するという姿勢は、軍事的な終結と地域の安定に向けた真摯な意志を示しています。ロシアに対しても、撤退を条件にした平和的解決案を提示することで、戦争の無益な継続を阻止しようとしています。
ただし、問題はその実行可能性にあります。現状では、米国とロシアの間で直接的な交渉が進んでおり、ウクライナの立場が二国間合意にどれだけ影響を与えられるかは未知数です。ウクライナと欧州は、停戦後の地域的な安定を確保するためにも、さらに強い国際的な支持と協力を求めるべきです。
今後、停戦案がどれだけ具体的に形となり、ロシアがどのように応じるのかを注視し、戦争の終結に向けた道筋を強化していくことが求められます。
ネットからのコメント
1、ウクライナが領土割譲など同意できないだろう、ゼレンスキー氏の責任問題になる、しかし既に占領された土地をロシアが手放すとは思えない、プーチン氏の責任問題になる。
米国も債務問題があり武器支援を継続できるとは思えない。EUなどが支援しない限りはウクライナが負けることになるとおもう。
2、ウクライナが米国の案に同意していないのなら、この対案は自然なことだが・・・・・・その前に示されたものが米国の案である以上、そして、ロシア側はその案に乗ってきている体裁である以上、今回の対案は、米国とウクライナの決定的な決裂を生むリスクがある。なにしろ、米国案の完全否定としか言い様がない内容だからな。米国のウクライナ支援が完全に終了することは勿論、米国主導でのロシアへの制裁が大幅に緩和されるシナリオが発生する。実はこれは米国の利害にとって悪い話ではない。なにしろ、リスクを負わずに欧州に兵器を買わせるシナリオだからな。このシナリオが現実化する蓋然性は低くない。ただ、欧州とウクライナにとっては最悪のシナリオだ。
3、やっとヨーロッパが動いてきた。当たり前の結論だ。NTOに加盟しなければヨーロッパは手出しをしないことが再確認出来た。こんな弱腰では、プーチンとトランプには通じない。
とりあえずドイツとフランスとイギリスがウクライナに平和維持軍を派遣すべき時です。
4、ウクライナの件は、ウクライナより、ここから始まる核拡散のが心配なんだがロシアに割譲なんてなったら、小国ほど核兵器を持つ方向に動き出す持ってないと征服される事例が出来るわけだからねウクライナは核兵器を放棄したからこうなったという事実は大きい
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ef88ea4eff1980e9be5882d1a708155c76c86656,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]