タクシー配車アプリ「S.RIDE」を運営するS.RIDEは、2025年5月に累計ダウンロード数が400万を超えるサービスになりましたが、鉄道駅のホームドアに掲出した広告が問題となり謝罪に至りました。「忘年会、幹事だけポイント貯まるのずるくない!?」という幹事の利点を強調する内容が飲み会幹事経験者から批判されました。運営会社はSNSでの批判を受け広告を撤去し、配慮に欠けるとの判断から広告表現の確認体制を抜本的に見直すと発表しました。

この事件は、広告表現の感受性の欠如が引き起こした問題であり、企業のブランドイメージに影響しかねません。S.RIDEの広告は、幹事のみがポイントを貯めるという一面的な視点を強調し、多くの人々に不快感を与えました。このような表現は、広告を制作する際の配慮が欠けていたことを示しています。広告業界全体で、消費者への理解を深めることが必要です。具体的には、広告制作において消費者の視点を取り入れること、広告表現をより多様化させること、または関係者との意見交換を行うことが重要です。S.RIDEの謝罪と広告撤去は一歩ですが、今後の広告表現の見直しが、消費者との信頼関係を築くための転機となるでしょう。これにより、企業は消費者の多様な価値観を尊重し、共感を得られる広告を制作することが求められます。
ネットからのコメント
1、新卒で入社した会社で3年目ぐらいまで幹事をやらされてました。会社の中で下っ端で後輩もなかなか入らず一人での幹事は苦労しました。もう26、7年前の話です。色々と理不尽な思いをしたので「ずるい」と言われると少しカチンとくるものはあります。自分も中高年になりましたが、あの頃と比べると世間のお酒マナーも大分良くなったとは思います。
2、私も幹事をよくやる方だが、その労力はかなりのものだよ。店選びから日程調整、参加者の確認、当日の段取り、会計、酔いつぶれた人の世話など…酒や料理を楽しむのは二の次だよ。ましてやネット予約でポイントが付くようになったのは近年のこと、ドタキャンや無断不参加者のために自腹で負担をしたこともある。もちろん幹事を経験すると自分の計画力や気配りなども向上していくし「幹事お疲れさま」の一言で癒されることもあるからいい面もあるけどね。それでも「忘年会の幹事ずるい」はあまりにも配慮を欠いた言葉だよ。
3、その文句を言うならばその人率先して幹事をやればいいと思う。 店選びから日程の調整、店の予約から人の連絡や調整、当日の進行や人の連絡など幹事は当日も含めてやる事は山ほどある。
それをただ飲んで食ってる連中は理解しないと。
4、「”幹事だけポイント貯まる”でズルい」って言っている人は、幹事を経験したことなく、幹事の大変さもわからず、ただ参加してる人しかいない。この広告内容を作成したのも、内容にGOサインを出したのも、幹事経験がない人なのでしょう。自分も幹事経験したことあります。人数が入れるだけの大部屋があるかの調査(複数店舗、現地店舗訪問あり)、宴会相場相当でどれくらいの料理量かの確認、参加人数の調整と前日までの再確認、など、ポイント分以上の仕事をやってます。わかりやすく時給換算したとして、数千円分のサービス残業しているのと変わりないです。ポイントもらえたとしても、全然足りないですよ。これは幹事経験者からクレームあって当然、広告の掲出終了も当然ですね。この記事が出た機会に、「”幹事だけポイント貯まる”でズルい」って言っている人にも、心改めてほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8b187b28f77795a0b257ba9a12d44de6b90d30ee,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]