元衆院議員でタレントの杉村太蔵が2023年10月22日に、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、全国で進む「裸婦像」の撤去について語った。番組では、香川県高松市の公園内にある少女の裸像について、「見ていて恥ずかしい」「子供の目に付くのは問題」といった住民の声が紹介され、撤去に賛成の杉村は「時代にそぐわない」と述べた。
ガダルカナル・タカや須田亜香里が「芸術には意味がある」と反論したが、杉村は「市の税収のために売却した方がよい」と主張し、賛否が対立する結果になった。
この問題は時代の変化と社会の価値観の転換を反映している。公共空間にある芸術作品は、地域の価値観や文化を反映しなければならないが、裸婦像の撤去が相次ぐ現状はその調整が十分でない証拠である。撤去を求める声は、変わりゆく時代の感覚に適応する必要性を示している。しかし、芸術の持つ歴史的価値を完全に排斥するのは短絡的であり、適切な場所や方法で展示する解決策を考慮すべきだ。例えば、地域社会との対話を通じたコンセンサスを得るプロセスや、教育的視点からの展示を推奨する案があるだろう。そして文化の多様性が認められる社会として、異なる価値観間のバランスを追求することが重要である。
この議論を通じて、時代に適応しつつも、文化的豊かさを維持できる社会のあり方を見直す必要がある。
ネットからのコメント
1、人体の裸は、昔から様々な芸術作品のモチーフとして取り上げられてきた。反対する人は、この事そのものに反対しているのか、裸をモチーフとした芸術表現は否定しないが、公衆の面前に展示することに反対しているのか、どちらだろう。私は後者である。ただ、子供に見せることは良くない、と言う一律の考え方はどうなのだろう。たとえば、ボッティチェッリ作の、かの有名な「ビーナスの誕生」は、子供に見せるべきではない、と言うことになるのか?
2、裸体って、美しいと思うけどな。生身の裸体は流石に目に触れさせる訳にはいかないから、その美しさを彫像として表現するのはいいと思う。ただ場所によるね。駅から出て来て唐突に芸術鑑賞しなくてもいいんじゃないかと思う。
3、なんでもかんでも言ったもの勝ちですね。芸術とか詳しくないが、名のある方の作品でしょう。芸術として見れないかな?個人的な感想ですがUSJやハロウィンの際どいコスプレとかのほうが不快ですが、これは個性とか言って一蹴されちゃうかな?
4、裸婦像というのは西洋の芸術であり、日本古来の文化にはない。だからと言って裸婦像をみて恥ずかしいとか、撤去してほしいと思ったこともない。ようは芸術家はともかく大衆にとってどうでもよい。ただ言えることは、欧州の街並みで見る彫像は風景に似合っている。歴史を感じさせてくれる。日本では上野の西郷さんとか仙台の伊達政宗とかは風景にあっている。裸婦像の撤去はどうでもよいが代わりにポケモンとかの像を置くのは止めてほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d30d5183b0a92bc64a38354f001ec9586232f036,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]