ドナルド・トランプ米大統領は21日、ロシアの侵攻を受けているウクライナ情勢について「侵略国を攻撃せずして、勝利するのは非常に難しい」と述べ、露領内攻撃支持の可能性を示唆した。彼は、ウクライナをスポーツチームに例え「素晴らしい守備を持つチームが、攻撃を許されないようなものだ」と指摘し、バイデン前政権がロシアを過度に刺激することを避けていたことを批判。
またゼレンスキー大統領は、ウクライナ西部にある米企業の施設がミサイル攻撃を受けたと発表し、米資産への攻撃を非難した。トランプ氏はウクライナとロシアの首脳会談を目指しているが、ロシア側は慎重な姿勢を続けている。
トランプ氏の発言は一連の国際問題が複雑化する中で多くの懸念を呼んでいる。まず、彼の主張は国際社会が軽視しがちな軍事的な攻撃の正当化を含み、過度な攻撃的姿勢が平和を遠ざける可能性を示している。また、ウクライナが実質的な安全を確保するための「安全の保証」に関しても、米露間で認識の齟齬が生じているのは重大な問題だ。この状況で、国際的な平和維持には対話の場を設け、テクノロジーと外交努力を融合させた新しい安全戦略の確立が必要だ。まず、軍縮協定の強化を通じて信頼を再構築し、次に、多国間協議により安全保障の透明性を高め、最後に危機対応体制を整備して持続的な平和を実現するための具体策が求められる。
現代社会が繁栄するためには、安全と信頼に基づく国際的な協調が絶対的に必要であり、それを損なう行動は許されない。
ネットからのコメント
1、「侵略国を攻撃することなく、勝利することはとても難しい」状況を好転させる為には、ロシア本土への攻撃は不可欠です。当然、民間人への配慮は必要になりますが、軍事施設や軍事工場など戦争関連の施設には、モスクワであろうとサンクトペテルブルクであろうと攻撃対象にすべきだと思います。
2、盧溝橋事件により起きた日中戦争は、昭和12年から終戦に当たる昭和20年までの8年間も続いた。当初は日本軍の圧勝かと思われたが、米英が中国に武器援助を行いこの戦争は泥沼化して行った。ウクライナ戦争も当初はロシア軍の圧勝かと思われたが、米欧がウクライナに武器援助を行い結果として戦争は長引き、ロシアは経済制裁及び金融制裁に苦しんいる。この構図も連合国に苦しめられたABCD包囲網の大日本帝国に、よく似ているように思う。この戦争の幕引きはプーチンがある程度の線で、妥協できるか否かにかかっていると考える。
それができなければこの戦争は、まだ続くのではないかと思う。
3、今回のトランプ氏の主張に同意する。侵攻当初から、ウクライナへの攻撃的な軍事支援を渋ってきた前米政権は失策をしていると指摘してきたが、ロシア軍をウクライナ領から退けるには遅過ぎる支援の決定により、ウクライナはロシア撃退の機を見逃し、今、領土を失いかねない状況にある。これからウクライナが挽回し、有利な戦況にするには、占領されている地域に、圧倒的で大規模な空爆を米欧が加えるべきであろう。占領地域に大きなダメージを与えることで、ロシア側の戦線を不安定化させることも狙えるだろう。
4、ロシア領内への攻撃、ここまで言及したのは英断だと思いますね。今回の和平交渉がうまくいかなかった場合、アメリカトランプ氏には2つの選択肢があると思います。1つはウクライナへの支援をやめて同国の降伏に近い停戦に踏み切らせること。最近、ゼレンスキー大統領がトランプ氏に気を使って服装を整えたり表情が柔和なのは、これを危惧していると思います。2つはロシア領内、民間人やインフラへの攻撃許可です。
今までは軍関係の施設や兵器を狙って攻撃をしていましたが、モスクワ含めロシア中央に近い人々は対岸の火事を眺めるように戦争を見ていました。ここに来てロシア戦時経済に消費低迷という経済的打撃がロシア国民にも感じられるようになり、プーチンへの不安は現実味を帯び始めています。そこへウクライナがアメリカのミサイルでモスクワか、その近郊の大都市や発電・インフラ施設を破壊したら、国民はパニックに陥ることでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c22639629f760b7945a62120fecdba0a24d82b4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]