事件概要:和歌山県有田市にある名門公立高校、箕島高校の野球部が劇的な変化を遂げている。かつては全国でもトップクラスの強さを誇り、甲子園春夏連覇を達成したこともあるが、最近は部員数が一時は12人まで減少。現在は甲子園出場は遠い夢だと語り、県内でも中の下という立ち位置に苦しんでいる。また、厳しい練習や指導に対しても肯定的な声が上がる一方で、部員たちは努力と希望を持ち続け、名門校復活を目指している。
事件批判:箕島高校野球部がかつての栄光を失いつつあるという現状は、地方における高校スポーツの縮図とも言える。少子化や地域の人口減少が進む中で、学校コミュニティの維持が難しくなっている。特に、スポーツ強豪校としての地位を保持するためには、より多様な人材と資源を集める必要があるが、現行の制度ではその余地が限られている。「名門が名門たりえる条件」が見直されなければ、地方のスポーツ文化が根底から変わる可能性がある。具体的な解決策には、地域社会と学校法人の連携による支援体制の整備、スポーツ以外の魅力を生かした学校PR活動、新しい教育指導モデルの導入が考えられる。箕島高校の現状から見えるのは、地域固有の問題が全国規模の課題として拡散している状況であり、早急に手を打たなければ地域の学校文化の変容を招きかねない。
ネットからのコメント
1、和歌山の高校野球、私は好きです。どの高校も「智弁和歌山さえ倒せば」と虎視眈々狙っている感じがします。最近は市立和歌山や星林、耐久、向陽あたりがそういったポジションにいるかと思うし、20年ほど前なら南部高校が強かった。入れ替わり立ち替わり打倒智弁和歌山が現れる中で、智弁和歌山は「甲子園行って当然」という周囲の期待との戦いもあるかと思います。強い箕島もまたいずれ帰ってくるのではと楽しみにしています。
2、箕島高校硬式野球部のOBです。日本一を目標に厳しい練習をしておりました。それがいつのまにか甲子園出場が目標になり、いまでは甲子園が夢になってしまいました。悲しい現実です。「バットは振らないと当たらない」尾藤功監督にわたしが教わった言葉です。後輩諸君、チャンスはある。見逃すな。そしてもう一度甲子園で「凛烈の意気」を聞かせて下さい。
3、神奈川県民から見て和歌山県の高校野球はレベルが高いと感じています。きっかけがあって、和歌山県の高校野球を見る機会があったのですが、草野球の延長みたいなチームが一校もないことが印象的でした。
多くの県で部員不足や指導者がいなかったなどで練習ができず、草野球に近いレベルになってしまうことがありますが、和歌山県にそのようなチームがないということはそれだけ県全体が野球熱に覆われている県民性であるように感じました。今年もスコアだけですが、和歌山県の高校野球の結果を見たらやはり、一方的なワンサイドゲームの試合は1試合もなかったです。30数校しか参加しないないのに、「全チームが優勝を狙える」和歌山県の高校野球はそのようなイメージを持っています。今年の選抜の決勝の相手は和歌山県でしたが、やはり、和歌山県はほとんどのチームが全国レベルというイメージがあります。
4、智辯和歌山中等部3期生です。高嶋さんが奈良から和歌山に移ってこられた年に入学したと言えばいつ頃のことかわかってもらえるかと思います。入学してすぐブラスバンド部に入りました。当時は箕島全盛期。箕島のほうこそ高い壁でしたよ。甲子園は奈良校の応援に参加する場所って思ってました。ずっと智辯和歌山ばかりだと面白くないです。やっぱり切磋琢磨して、和歌山の野球を盛り上げないと、智辯和歌山にとっても甲子園がすぐ行ける場所になってしまえば、全国制覇に向けて和歌山県大会で手抜きする。
その結果初戦敗退とかになる。強い箕島復活を望みます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e3c183d92b135f98fd9417e0ea1b7759008de231,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]