トマトの価格が大幅に上昇し、東京都豊島区のトマト料理専門店「TOMATO×TOMATO DE LUCE」では、1個400円と過去最大の高値に達しました。店長のアモビ・アタネシウスさんは、ご自慢のメニューであるトマトカルボナーラを提供し続けたいと願っているものの、トマトの価格上昇とパスタの値上げで経営が圧迫されています。このトマト価格高騰の背景には、熊本県での豪雨被害や全国的な異常気象による出荷量の減少があります。
さらに、農林水産省の報告によれば、トマトの全国平均店頭価格は1キロあたり1354円と平年の約4割増となり、価格が本格的に落ち着くのは年明け以降と見込まれています。

このトマト価格の高騰は、異常気象による供給不足が直接的な原因ですが、消費者と生産者の間に潜む構造的な問題も顕著です。ひとつは、気候変動に対応できない農業の脆弱さです。地球温暖化が進む中で、作物の生育環境が急変することは避けられず、農業の継続には技術革新が必要です。次に、価格変動に対応する流通システムの効率化への課題があります。供給不足の際に迅速に対応できる流通ネットワークの構築が求められます。最後に、異常事態から学ぶための統計と研究の充実です。データに基づく予測分析が進むことで、より迅速な対応策をとることが可能となります。
トマトが高級品となる現状を通じ、経済と環境の調和がどれほど重要かを再認識する必要があります。この危機を踏まえ、持続可能な農業の必要性を見直す良い機会と捉え、全体としての変革を進めていくべきです。
ネットからのコメント
1、トマト大好きで、無水カレーを作る際に良く使います。がこの間は値段見てビックリ。思わず高級品トマトを買ったのかと辺りを見回してもどのトマトも同じような値段でした。お米も高くなり、卵や様々な物価が高騰し、ついにトマトまで来ましたね。数年前に物価が上がり始めた際に、数年もすればみなさんのお給料も上がるので我慢です。とテレビコメンテーターが言ってましたがそんなこともなく、実質賃金下がり続けています。
2、トマトの高値の一因として主要産地の熊本が大雨被害を受けたことを上げているが、トマトは全国で栽培されているので、これ程の高値に直接結びつけることには無理がある。勿論、影響がないとはいえないが、猛暑やゲリラ豪雨によって土壌や苗がダメージを受けていることが、冬に出荷するハウス栽培にも影響していると感じる。
今年も一時期キャベツがとんでもなく高騰したことを思い出す。一般家庭とすれば、旬の時期を迎え価格が落ち着くのを待つのが一番。高騰したトマトを買わなくても、献立は作れる。しかし、毎年こんな厳しい気候では、農作物を栽培して生活収入を得ることのリスクは大きいな。
3、やっぱり野菜は旬のものを食べるのが一番。トマトは夏野菜だしもともと冬場は高くなりますよね。冬のサラダはブロッコリー・カリフラワーメインにしたり、レンコンソテーしたり、彩り欲しかったらニンジンラペ添えたりしてます。あとキャベツも旬だからコールスローサラダ作ったり。でも冬は冷たいサラダあまり食べたくないから蒸し器に掛けて温野菜で食べることも多いですね。
4、夏の終わりころからすでに高かったような。。。プチトマトが好きでよく購入していたのですが、高いし品質は良くないものばかりで、もう数か月買っていません。地球温暖化のせいも、物流コストの関係もあるのでしょうけれど。。どうにかならないもんなのでしょうか。すべての物価高。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d8d727376be786007545b89da212586e2fcf878e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]