2023年10月8日、ニューヨークタイムズが米国防総省の機密報告書「オーバーマッチブリーフ」を公開しました。この報告書は、中国の台湾侵攻を仮定した模擬戦争で「米軍が中国軍に繰り返し敗戦する」という評価を示しています。米軍は高価だが脆弱な武器体系への依存、大量生産能力の弱化、中国によるサイバー戦争の優位性などによって、戦力が構造的な限界に直面していると分析されています。
また、中国は極超音速兵器を約600基備蓄し、米空母戦力に対する致命的な脅威を形成しています。報告書は米軍事基地の通信網への悪性コードの植え付けや長期戦準備態勢の弱化も警告しており、中国の戦力拡大に対応するためには同盟国の防衛費増加が不可欠だとしています。

この現状に対する批判は当然でしょう。米軍が高価で脆弱な武器に依存している間に、中国は精緻なサイバー攻撃や極超音速兵器の備蓄で着実に優位性を高めています。この状況は、米国の防衛産業が5大企業に寡占化され、創造性が欠如している構造的な欠陥を露呈しています。問題を根本から解決するために、まず軍事技術の革新と再編が急務です。次に、同盟国との防衛費の一体的な増加を促進し、戦力のシナジーを高める必要があります。最後に、米国自身のサイバー能力を強化し、敵の攻撃に対抗できる防御策を!構築しなければなりません。
一方で、高額な国防費が何に使われるのか、その効率性と戦略の転換が問われなければなりません。軍事力は単に戦争を始めるのではなく、平和を保つための抑止力となるべきであるのに、現状のままではこれさえも危うい状況です。
ネットからのコメント
1、数年前から言われている事です、中国と米国が戦争をしたら米国は勝てないと。そのために国民の生活、生命を二の次(中国僻地は貧困です)にして力を注いできた習近平、サイバーとドローンでの戦争には相当長けていると。米国もですが日本も防衛力に力をつけないと
2、機密報告書流出が事実ならわざとリークさせている嘘情報です。同盟国に『だから金を出せ、このままなら負けるぞ』と言いたいわけです。『台湾有事の際、中国軍に米軍が勝てない』が事実なら米国政府も米軍も何が何でもこの情報を秘匿しますよ。戦ったら負ける、なんて一番バレたらいけない情報なんですから。そしてこれが事実なら早々に中国軍は台湾に侵攻しているでしょう。時をかける事で更に中国の優位性が上がるか、米国が追いつくかは未知数であり、今なら完勝出来る、というなら今すぐ動きますよ。
中国軍は動かない、それが事実です。
3、別のシミュレーションだと日本が介入しなかったことを想定しても、台湾侵攻は失敗に終わり米中双方に打撃が出るという結果だったはずですが、もはや何を信じて良いのかわかりませんね。何にせよ武力による統一だけは国際社会が一体になって阻止すべきです。ロシアやヨーロッパの現状に米中による戦闘まで始まってしまえばそれはもはや第三次世界大戦といっていい最悪の状況です。
4、モノづくりを通して中国の影響力が急拡大。日本は身の回りのものが中国製品に置き換わり、最先端の分野でも中国企業との連携が必要に。通信機器は、米国の警告でファーウエイの存在感は低下したが、国内は弱い。ものの供給を止められたら日本経済は一瞬で終わる。内需を外国に依存したらインフレに弱くなるのに、目先の利益を求めて財界が進出。国内の生産者と技術者が疲弊し、人が育たなかっただけでなく、後継者不足で技術の継承が途切れそうになっている。米国は国内格差がひどく、安い中国製品がないとこちらも経済が成り立たなくなった。製造業がボロボロで生産能力が低い。
中国はモノづくりの成長に伴ってIT分野も成長。高価な最新兵器は失ったときダメージが大きく、戦力が均衡している場合は実戦で機能しないかも。中国の成長を促したのは日米欧の投資。特に日本の役割は大きかっただろう。高い技術を持った日本人が国内では活躍の場がなかったわけで
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/863c66c8d28fbd77a22c61854c76e02970584bc1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]