事件概要：2023年10月21日、トランプ前米大統領が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」上で、ウクライナの反撃を支持する旨の投稿を行った。彼は「戦争に勝つには攻撃が必須」と主張し、現政権下でウクライナが防御に専念させられる現状を批判した。これに伴いロシアの攻撃が激化し、米国に本社を置く企業も被害を受け、少なくとも15人が負傷した。

また、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の和平交渉可能性がさらに低下する中、トランプ氏は、自身とプーチン氏の対話の写真を投稿し、自らの大統領時代との比較を示唆している。この論争的な発言は、ロシアの神経を逆なでしかねない状況を作り出している。

コメント：現在のウクライナ情勢を巡り、トランプ氏の発言は新たな波紋を生むとともに、大統領経験者としての責任感が問われるものです。発言内容には、戦争への国家主体的な介入と現政権への批判が含まれていますが、根本的な問題は、戦争の終結に向けた外交努力の不十分さと軍事に偏重する解決姿勢にあります。和平交渉が停滞し続ける状況の背景には、不安定な国際秩序と大国間の利害衝突が横たわり続けています。これに対し、国際社会は迅速かつ包括的な対応を求められるでしょう。

具体的な解決策としては、①中立国を主体とした仲介役を明確化し交渉の場を設定する、②両国家への国際的制裁を強化し暴力の抑止力を確保する、③長期的に平和維持を目的とした国際支援を拡大することが必要です。戦争の痛みが人々の心を蝕む中、リーダーは決して自己の政治的発言を優先させるべきではなく、国際平和への責任を果たすべきです。平和への道を阻む行動は正当化されないという結論が、未来へ向けた指針となるべきです。

ネットからのコメント

1、世界の戦争や紛争には必ず常任理事国が関わっており、国連安全保障理事会で決定権を持つ国が他国を侵攻しても制止出来ません。このように、未だに第二次世界大戦の戦勝国が、核兵器を盾に世界を支配しており、強欲で平和を乱す存在です。肝心のプーチンは平和を求めておらず、ウクライナ支配が完了するまで戦争を維持するでしょう。トランプがノーベル平和賞欲しさに停戦を強要しても、結局は無駄に終わると思います。

2、これが本心ならトランプを支持する。しかしトランプは就任後ウクライナへの軍事支援を渋り、それがロシアを調子付かせる下地を作った。

バイデンへの批判はトランプにももっと当てはまって来たわけだ。一方プーチンロシアは核戦争をちらつかせるだけで西側は縮みあがってロシアに指１本出せないとたかをくくっている。トランプに勇気があるならウクライナからロシアの軍事施設を狙った長距離攻撃を連発することだ。侵略者を気遣っていては世界の正義がどうかしてしまう。

3、バイデン政権の弱腰のせいで……とは言われるが。けれど事が起こったときには西側の結束をまとめてロシアに圧力をかける政策をきちんと採ってたけどね。トランプ政権は逆に西側の結束をボロボロにして、そのぶんロシアに余裕を持たせたけれど。ロシアにとってはありがたいかぎりだったろう。

4、ロシアがとにかく攻撃を止めない以上ある程度の抵抗は必要でしょうね。バックにアメリカが付いてるとなると闇雲に攻撃は出来ないと思うし。ただトランプの本気度よね。弱腰批判は耳に届いてるだろうからそれで攻撃を容認するようになったのか？攻撃も大事だけど探知や電波を遮断して無効化する機械は無いのかな？とにかくウクライナの人の命を守って！