事件概要
2025年8月5日、米国のドナルド・トランプ大統領は、フォードの大型F-150ピックアップトラックが日本に輸入されることを発表した。これは、日米間で進行中の関税交渉に関連しており、7月に発表された合意に基づき、日本からの輸入品に15％の相互関税が適用されることが決定された。

この関税は当初予想されていた25％から引き下げられ、8月7日に発効する予定。米国政府は、関税引き下げの見返りとして、日本が米国車の輸入制限を撤廃し、米国の車両安全基準を受け入れることを求めている。しかし、米国車の日本市場での存在感は小さく、特にフォードは約10年前に撤退しており、F-150のような大型車は日本の道路事情に適さない。さらに、合意の詳細に関しては未解決の部分も多い。

コメント
日米間の関税交渉は、貿易政策の重要な局面を迎えています。しかし、このような交渉が自国の産業や消費者に与える影響をしっかりと考慮する必要があります。特に、米国車が日本市場に適応できるかどうかは疑問が残ります。F-150のような大型車が日本の道路でどれだけ需要を持つかは不明瞭であり、これが一時的な取引の成果に過ぎない可能性もあります。

また、日本の自動車業界に対する不公平感も否めません。日本からの車の関税引き下げがいつ実行されるか不透明な現状は、依然として不安定です。このような状態で進められる合意が、両国にとって実益をもたらすのか、単なる外交的な妥協で終わるのかが重要な焦点となるでしょう。透明性と詳細な協議がさらに求められます。

ネットからのコメント

1、日本には車検っていう制度がある。これを機に車検も見直す方向にしたら良いと思います。フォードのトラックが売れようが売れまいがどうでも良いが、やっぱり日本は車の維持については世界から乗り遅れていると思う。政治もいつまでも車を所有するユーザーから税金を取りすぎていると思う。

2、日本国内であんな幅が2.5mで長さが5mもあるトラックが売れるわけがないだろ。当然コインパーキングには入りません。そして日本には農家のおじいちゃん、おばあちゃんが好む軽トラという素晴らしい車が存在している。何気に下手なスポーツカーよりMTで乗れば超面白いFR車ですよ。

3、トヨタがハイラックスを販売しているが、これはトヨタのディーラーだから、販売できているのだと思う。

特にフォードは、正規ディーラーがないのだから部品の供給に不安があるし、何よりサイズが大きすぎる。これでは売れないだろうね。

4、日本の自動車メーカーはアメリカに開発拠点をつくりアメリカ人のニーズにあった車を開発し現地生産している。一方USメーカーは左ハンドルの大きな車をそのまま持ってきて売れないと言っているだけ。政治の問題ではなく企業の経営姿勢の問題。