JR西日本の倉坂昇治社長は、大阪市内で行われた記者会見にて、北陸新幹線の未整備区間(敦賀―新大阪)に関する与党が検討中の8ルート案について、「小浜・京都ルートが望ましい」との意向を改めて表明しました。日時は18日で、与党整備委員会は日本維新の会による新たな7ルートを含む案を検討する方針を示しています。倉坂氏は、有効でない調査が残っているルートがあることを指摘し、迅速な絞り込みを求めました。
今後、与党がJR西から意見を聴取する計画を進めていますが、具体的な日程は未定です。

現状、北陸新幹線の未整備区間を巡る議論は実際の利益よりも理想に軸足を置いています。特定のルート選定において、客観的な調査結果が十分ではなく、地域経済への影響考慮が不足していることは深刻な問題です。根本的な制度改革が求められます。まず、独立した第三者機関による包括的な経済効果分析と環境影響評価が不可欠です。次に、地元住民の声を取り入れるため、公開フォーラムの実施を推進すべきです。また、透明性あるプロセスを確保するため、選定基準の明確化が求められます。政府と関係各社は、机上の議論に終始するのではなく、実現可能性と公正性を尊重した合意形成を行うべきです。未来の交通インフラは、単なる技術や経済の視点からではなく、社会全体の価値観に基づき構築されるべきです。
ネットからのコメント
1、よく分からないのは、JR西日本は小浜・京都ルート時に並行在来線をどこだと捉えているのかという点。最近は考え方を全く表に出していないが、以前は「新幹線に優等列車を代替させる線、すなわち湖西線が対象となる」と表明していたはず。無論それには滋賀県は大反発していたのだが、JR西日本出身の現知事になって以来、何故かそこが有耶無耶になったまま、滋賀県も小浜・京都ルートを支持するという方向に傾いた。一体この考えは今どうなっているのか。
2、JR西日本からしても米原延伸にするとせいぜい大赤字の北陸本線としらさぎを放棄できるという点しかメリットぐらいしかない。むしろ米原から乗り入れとなれば米原~新大阪の収入はJR東海に奪われるリスクは高いし、列車の遅延リスクも高くなる。乗り入れなければ乗り入れなしで自社の収入を考えて今までとおなじ関西方面からは敦賀乗り換えだから結局しらさぎだけがなくなり米原~敦賀間は大赤字区間になる。そう考慮すると小浜ルートを推す(というより小浜ルートはある意味JR西日本に忖度している面もある)しかないという主張になる。
3、どこでもいいから早く東京ー大阪間を乗り換えナシにしろよ敦賀に止まっても行く所ないからみんな素通り金沢止まりでサンダーバードの乗り換えの方が遥かに便利だった
4、JR西日本としては、京都を通る案が一番理想系なのは間違いないと思うけど、肝心の京都が反対している限り永遠に完成しないと思うんだけど・・・。そのために新たに別の案が出されたということでしょ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e85028176b5bbef1f57a5bda8502b0cb8196fe95,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]