事件概要:2025年夏の甲子園大会に出場予定だった広陵高校野球部は、野球部寮内で起きた暴力・いじめ行為を受け、途中辞退を決定しました。事件は2025年1月、寮内で1年生部員が2年生部員から暴行を受け、金銭的要求や性的強要があったと報じられています。被害生徒は転校を余儀なくされ、学校側は当初内部処分のみで事案を隠蔽しようとしましたが、SNSでの告発が広まり、世論の非難を受け辞退に至りました。
暴力やいじめが蔓延する原因には、旧態依然とした上下関係や指導者の対応不足が指摘されています。
コメント:今回の広陵高校の辞退を受け、特に注目すべきは、暴力行為を見逃し、軽視してきた指導体制の問題です。強化された先輩・後輩の上下関係が、選手たちに対して暴力やいじめを助長する土壌を作り上げてしまった。特に、監督やコーチ陣が日常の管理に無関心だったことが深刻な問題です。暴力行為や強要行為を「厳重注意」で済ませたことは、教育機関として致命的な誤りであり、社会的にも許されません。制度的な対応として、暴力やいじめに対する「ゼロトレランス」の方針の導入が急務です。さらに、指導者には青少年心理やコンプライアンスの研修を義務化し、選手たちと定期的な個別面談を実施して、問題の兆候を早期に発見できる体制が求められます。この事件を契機に、高校野球全体で「安全」と「尊厳」を最優先し、真摯な改革を進めることが急務です。
ネットからのコメント
1、元プロ野球選手の金本氏の本の引用をみれば、この先輩からのいじめと監督の嫌がらせは30年以上続いていたことになる。
もはや「犯罪行為」が長年伝統として続いていたことになるし、物言えぬ被害者がその後加害者になるのは親の虐待の例などを見れば明らかである。野球部の「文化」を変えることはそう容易ではないと思うが、校長、監督、コーチ陣一新は避けて通れないと思うし、日本高野連は広陵の事案だけに留まらず、全国規模で部活内の犯罪調査に乗り出すべきであると思う。
2、『イジメではないと判断した』と学校側の見解確かに『イジメ』ではないですね『傷害』として被害届が出ていますこれは遥か上の暴力『事件』です。人の上に立つ者、高校生とは言えまだ子供を指導する者にはキッちりしたけじめをとっていただきたい、昨今自分は正しいからと地位や権力的立場にいすわる知事や市長もいますせめて教育に携わった人間なら自ら退くべきです。監督、コーチの暴力も問われています、子供の見本となる行動を願います。
3、実際ベンチ入りできるのは20人しかいないのに150人以上も部員を集めてるのがまずおかしい。そういうのもちゃんと高野連が制限をかけてほしい。中学のクラブチームとのズブズブな関係、勉強できないからクラブチームに泣きついて高校入れてもらうとかもなくしていってほしい。
そういう人身売買みたいなことしてお金もらってる指導者もいますよね?親もお金投入してるし、子供もプレッシャーかかってるから入ってもレギュラー取れない子達がいじめだなんだと騒ぎ立てる場合もよくある話。指導者も全員に目が行き届いてないだろう。野球界は問題だらけ。これを機に色んな点をちゃんと見直そう。中学野球でも暴力暴言を禁止している団体もあれば、未だに暴力暴言を肯定している団体もあり、まずそこからして間違えている。それに対して異議を申し立てると、そんな甘々では上手くなれないとかいう空気感も嫌いです。
4、昔と違って今は部活の先輩、後輩の垣根があまり無く仲が良い所が多い印象ですがまだまだこういうのはあるんですね。悪しき伝統でしょうか。加えてカップラーメン禁止とかスマホもダメとか押さえつけられた中での鬱憤もあり陰湿なイジメになるんじゃないでしょうか。今それが本当に部員たちのためになるのか時代の流れも考えてルールを決めてほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/aca1f74aa3fc2509682caf7a404ffc772df03088,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]