11日未明から朝にかけて、熊本市内では大雨が降り、中心部の繁華街で内水氾濫が発生した。熊本県には大雨特別警報が発表されており、降雨量が排水能力を超える状況となったためだ。西区では午前1時過ぎ、水が膝くらいまで溜まり、通行人や車が立ち往生する事態に。午前7時ごろまでには、複数の車が水に浸かり動けなくなっていた。防災システム研究所の山村氏は、内水氾濫が広範囲に及んだと説明し、こうした現象に対する対策として、内水氾濫専用のハザードマップを利用することや、家庭での排水溝対策を勧めている。
今回の熊本市での内水氾濫は、特に大雨時の都市部で頻発する問題を象徴している。多くの地域で浸水のリスクが高まる中、従来の河川氾濫対策だけでは不十分であることが明白になった。公共施設や住宅地における排水能力の限界が浮き彫りになった。
内水氾濫のような事態に対して、まず第一に公共インフラの見直しが急務だ。特に都市部では、排水システムの強化と共に、気候変動を見据えた長期的な都市設計の見直しが必要だろう。具体的には、排水管の増設や改善、雨水を効率的に取り込むための施設整備が求められる。また、地域住民への防災教育の徹底も、被害を最小限に抑えるための重要な手段である。市民一人ひとりが、洪水予防のためのハザードマップや排水設備に関する知識を持つことが、将来的な災害を防ぐ鍵となる。
ネットからのコメント
1、うちも去年の豪雨で家が浸水しました。元通りの生活に戻るまで大変な作業でした。市町村や消防関係、保険屋さんに色々と助けて頂きました。被災者の皆様へお見舞い申し上げます。色々な機関に相談してください。きっと解決の糸口はあります。元の生活へ戻れる事を祈念いたします。
2、都市部は川沿いに作られる、そして低地である事が多いので、上流部で大雨が降ると水が一気に集まってしまいますね。熊本市も例にもれずですが、お盆中にこんな災難に襲われるとは誰も想像していなかったでしょう。いち早い復興や被災者への救済に向けて政府のスピードが試される時です。
3、大雨が長時間に渡って降り続いて街の排水機能を麻痺させて、アンダーパスなど浸水しやすい所をさせるばかりでは無く、各々の家の排水溝が逆流によって影響を受けるなど、非常に怖い事だなと思います。その逆流を防ぐ為にも、家の排水溝の入り口に水嚢をおく事が対策として役立つ様なので、覚えておきたいですし、今すぐ実践出来るのかなと思います。
4、過去にダム建設が一部の住民の反対で中止された。
これからも台風や線状降水帯による被害は起きる。ダムを作り、川幅を広げ、大雨の時の川のバイパスを作る。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1adfbcbb563e685444aa004f973f0b61c494f9a2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]