2023年8月14日に甲子園で行われた第107回全国高校野球選手権大会の2回戦で、開星は仙台育英に6対2で敗れた。試合後、開星の野々村直通監督が広陵高校の暴力問題に言及し、SNSでの誹謗中傷についても批判した。野々村監督は、広陵の事件を「一方的なリンチ」と表現し、チーム内での平等と敬意を繰り返し強調した。また、匿名での批判を卑怯とし、日本文化の武士道や弱者への敬意を守るべきだとの持論を展開した。

SNS上での誹謗中傷が広陵高校の問題をさらに複雑化させている状況には深刻な問題が潜んでいる。現代のインターネット社会では、匿名性が人々の振る舞いを歪ませ、個人を傷つける武器となっていることは異常である。この問題の本質は、匿名性に隠れた直接的な対話の欠落と、それが引き起こす不寛容なコミュニケーションにある。解決策としては、まずSNSのプラットフォームはユーザーの真正性を確認する仕組みを強化し、匿名性を制限することが重要である。また、教育現場でも、ネット上でのコミュニケーションのあり方を教えることが必要だ。さらに、政府は法律で悪質な誹謗中傷を厳しく罰する体制を整えるべきである。われわれは、名誉ある言葉で直接対話する文化を取り戻し、誠実さと敬意を持って他者と接することを選ぶべきだ。これが真の武士道の精神なのだから。

ネットからのコメント

1、少なくともこの問題は2つに切り分ける必要があるでしょう。1つは広陵側がいじめ問題を隠蔽・揉消しした行為。２つは主として無関係な生徒へのSNSでの誹謗中傷や犯罪予告をする行為。前者は広陵に非があり罰せられるべき行為で、後者は野々村監督のいうようにただの憂さ晴らし。非難や批判と誹謗中傷は別物です。

2、広陵問題だったものが、SNS誹謗中傷にすり替わっていくことに危惧しています。SNS誹謗中傷に焦点が当たり、SNS規制言論弾圧とかになったら最悪じゃないですか？もしかしたら広陵問題に対するSNSの炎上投稿をみて、これを機にと思ってるかもしれない。 投稿は自由ですが、自由故に難しい所です。

3、自分達はちゃんとやっていますアピールだけど、それなら中井監督を名指しで批判してみたらいい。体育会系の悪しきところは先人や先輩を面と向かって批判できないところだ。高校野球全体の風土の中で起きた事件なら貴方にも責任はあるし明確に批判してみろといいたい。被害者はこうした匿名の批判や世論を味方せざるを得なかった事実を認識しているのかと言いたい。

4、この監督は武士だな。。仰るとおり。それと、野球を通して人間を育成している。自らも成長しようとしてる。人間とはどうあるべきか？を監督自身が見つめ続けてる。開星高校の野球部員は素晴らしい監督に巡りあえだと感じる時が必ず来ると思います。仙台育英が圧勝かと思ったが、全然。開星は互角だったと思います。去年の大社にしても今年の開星も島根県代表は印象に残るチームが続いている強さがある。