8月に放送されたアニメ『ダンダダン』第18話で、ヴィジュアル系バンドX JAPANをモデルにしたと推測されるパロディキャラクターが登場し、同バンドの曲「紅」のオマージュ楽曲を演奏。放送翌日の8日、リーダーのYOSHIKIさんはSNSで著作権侵害の可能性を示唆し、事前に許可を得るべきとコメントした。しかし、比較するとメロディ、歌詞、アレンジが異なり、著作権法上の問題はなく、またキャラクター描写にも問題はないとされる。
翌日、YOSHIKIさんはSNSで驚いて呟いたことを謝罪した。この件は、許諾の法的必要性について議論を呼び、パロディキャラの合法性が指摘された。
今回の事件では、多くの制作者が進歩の邪魔をされている状況が浮き彫りとなりました。社会的に認知された人物のイメージは、ある程度は表現活動において利用されることが必要です。しかし、法律が許可している範囲を超えて、不必要な儀礼的承諾要求をする社会風潮がまん延しています。これこそが、創作者の自由を阻み、進化を妨げる根本的な問題の一つです。第一に、クリエイターの表現の自由を尊重すること、第二に、法的枠組みを理解し、必要以上に承諾を求めないこと、第三に、教育を通じてパブリシティ権や肖像権についての知識を普及させる必要があります。創造の自由を祝福すると同時に、その自由の責任を理解することが重要です。
法的に許されている範囲で、礼儀にとらわれず、創造の翼を広げるべきではないでしょうか。この事件が示すのは、過度の規制がもたらす停滞です。表現文化の復活に向け、自由な持続可能な未来を目指しましょう。
ネットからのコメント
1、具体的にグループ名や個人名をあげたりするのは問題と思うが、今回は違うと思う。そもさもビジュアルバンドってどこかしこがそれぞれ似てる要素を含んでいますし、X JAPANに似てるのを探せばいくらでもあります。
2、YOSHIKIの場合、うっかり事前許可求めに行ったら、監修させろとか言い出して、納得いかないから作り直すだとかごちゃごちゃ、ゴチャゴチャ、ああでもないこうでもないが始まって、結果作品のリリースに何年もかかるとか起きそう。
3、ドラムのキャラだけが裸でYOSHIKIを連想させたけど、他は全然違うし日本の人物をリスペクトして出してるアニメだと思うので、あのぐらいで著作権侵害となると心が狭いしお金を取れるところからは取ろうという意志を感じた。この人気アニメでX Japanも注目されるなら感謝するべきではないかな?
4、今回の件で割りと気になっているのは正に記事の内容で、仮に事前にYOSHIKI側に「こあいうことをします」と連絡したところで、YOSHIKI側に拒否権が「無い」のに何であんなポストをしたんだろうかと思う。例えば「今でしょ」ってセリフをキャラに言わせるたびに全てのキャラが林さんに許諾を得るのか?通常はいらないだろう。ではグッズ化する時に言わせていたら?この辺からバランス感覚が要求されてくるんだと思う。今回のYOSHIKI側の対応は、この辺の「自分に法的に主張する正統性が本当にあるのか?」というバランス感覚の欠如だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b54bc78d4f9665b3f66e28c73094d569b9b856f3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]