広陵高校は「第107回全国高等学校野球選手権大会」中に不祥事により途中辞退した。1月下旬、当時1年生だった部員がカップラーメンを寮で食べたことを発端に、複数の2年生が暴力を振るった事件が発生した。この件は県高野連に3月報告され、厳重注意と当該部員の1ヶ月の出場停止がなされたが、明るみに出ることなく広陵は甲子園出場を果たしていた。
暴行を受けた保護者のSNS投稿から事態は急変し、批判が高まり結果として広陵は辞退に至った。プロ野球OBの高木豊氏などもこの事件に言及し、時代にそぐわない暴力行為の驚きを述べている。中井監督は当面指導から外れることとなった。同校の将来と不祥事の再発防止に向けた対応が注目されている。
この事件は、学校の風紀や指導体制の重大な欠陥を露呈しています。まず、暴力行為が発生した背景には、指導者側の監視不行き届きが指摘されるべきです。カップラーメンごときで暴力を許容する環境が存在すること自体、教育現場としての適正を欠いています。監督の理念が人間教育にあるとすれば、このような事態はあってはならないはずです。
対策として、まずは学校内でのコミュニケーション体制の見直しが必要です。部活動内での上下関係の明確化と、問題行動を未然に防ぐためのカウンセリング制度の充実化が求められます。
また、不適切な行動があった場合、迅速かつ透明性のある処分の実施も不可欠です。
この事件を通じて示されたのは、教育現場におけるモラルと規律の欠如です。名門であっても、このような事態は容認されるべきではありません。価値あるスポーツ教育の復興を図り、明るい未来を築いてほしいものです。
ネットからのコメント
1、これをイジメとして高野連や学校が独自に処分して"はい、終わり"となるのがおかしい。学生であろうが犯罪行為があれば警察が捜査し司法が裁くのが当たり前だと思うが?そこがズレているから犯罪者である学生は仕組み悪用し学校は隠蔽に利用する。わかりやすく、刑法に触れる行為を行った者は出場できないと簡単なルールを高野連が取り決めれば良いだけだと思う。
2、一番の問題は、ことの本質(暴力問題や被害者の保護)が無視され、それとは異なる側面としてSNSの問題がクローズアップされていったことだろう。元の問題は、被害者の主張を無視した高野連と学校の姿勢にあったはず。それをSNSでの問題に置き換えて、まるで自分が被害者であるかのように学校がふるまったこと、そして利権構造を保存したいメディアの報道姿勢があることが、この辞退問題を引き起こしたといえるだろう。
被害者は救われない。何もしていない部員もそうかもしれないが、最初の暴力の被害者も。
3、マスコミはいろいろ報道しているが、どこも被害者に本当のことを確かめて報道しないのはなぜか。視聴者の立場からは隔靴掻痒の感が非常にある。被害者のプライバシーの問題もあるが、できうる限りで被害者側にも事実を確認して報道するのがマスコミの役割ではなかろうか。SNSでは憶測が憶測を呼び、事実に基づかない誹謗中傷も行われていると思われ、そうならないためにも、マスコミはSNSを批判するだけでなく、きちんと自分達の役割を果たすべきだと思う。
4、ジャニーズのような報復も想定されないことから、広陵で類似の被害を受けられた多くの人は口を噤んでいる状況ですが、有名人がたくさん声をあげられ市議会議員の発言もあり、また、県にも報告しておらず、警察への通報もされていなかったことから次の国会で部活動とイジメ対応の関係が問題にされる可能性も高く、包囲網も狭まって来ているのではないかと思います。第三者委員会の結論も出さず、国会でも問題にされているなかで秋の大会に出る、自分達の全国一の野球部は特別であるという対応を行えば、学校自体の存続の危機に陥るのではないかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2687bede7851fea9cbec11518a81e41858924c29,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]