香港で7日に実施された議会選挙では、中国に親和的な親中派が議席を独占する見込みとなりました。投票率は31.9%にとどまり、前回の過去最低を上回ったものの依然として低調です。2021年以降、立候補には政府への忠誠心を示す条件が付けられ、民主派政党が排除される形となり、親中派の独占体制が続いています。さらに、高層マンション火災の影響で選挙運動が控えられ、市民の関心が薄れたことも投票率低下の一因とされています。
政府トップが投票を呼びかけましたが、多くの有権者は棄権しました。

香港の議会選挙は民主主義の危機を映し出しています。低投票率は政府への失望や制度の欠陥の指標であり、その規制によって民主派候補が排除され、結果的に一つの勢力が議席を独占している状況は異常です。このような制度の欠陥は、民主主義の基本原則を覆し、政治的多様性を奪っています。改善策として、候補者資格の条件緩和、民意を反映する法の改正、市民教育の強化が必要です。より透明な選挙プロセスと政治的多様性の尊重が求められます。これらの改革なしに香港の政治が公正なものとなることはありません。民主主義の価値を守るため、この状況の是正は急務です。香港市民は強い意志を持って、より多様な政治環境を実現する必要があります。
ネットからのコメント
1、親中派というのは民主派が存在していたときの呼び名。
今は民主派には立候補できないだけでなく民主派を名乗れば逮捕される。投票率低調がせめてもの抵抗の仕方だと思う。
2、現地テレビ局は、先月から何度も「より良い社会を実現する為に投票を」や「更に改革を進める為にも、投票棄権はしないように」とのキャンペーンCMを繰り返し放送していて、昨日も「今日は投票日なので、忘れずに投票を」というCMを放送していました。また投票した者には、自由に使えるサービスポイントを与えるなどの餌も蒔いて、投票率を上げようとしたものの、香港政府や共産党に幻滅している者が殆どの香港市民には響かなかった様ですね。
3、中国共産党一党支配政権下での選挙など選挙とは謂わない。共産党支配に従順な者しか立候補出来ず、その中から選ばれるだけなのだから、自由民主主義国家の選挙概念とは全く違う。共産党支配、共産主義国の一部となった香港には、中国共産党を倒さない限り、もはや自由民主主義体制は存在しない。
4、かつて香港は民主化運動が展開されたが中国によって弾圧され、その結果今に至る。台湾の人達が、ジャイアンの圧政を避けて自由と民主主義のもとで将来とも生活したいと考えるのは至極当然のことと感じる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/870051a6e43cc9eea2380a10bb4533d5f27fcb63,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]