2023年11月11日、元NHK解説委員のジャーナリスト柳沢秀夫氏は、テレビ朝日の番組で、中国軍機が自衛隊機に対して約30分間の断続的なレーダー照射を行った事件について議論しました。事件は今月6日に発生し、中国側は音声データを公開し、自衛隊に予め通知していたと主張。一方、日本の小泉進次郎防衛相は、内容が不十分であったとし問題視しています。
この事件をめぐって、両国は主張の応酬を続けており、柳沢氏はこの状況が平行線をたどると予測。さらに、中国が日本を「敗戦国」と見ているため、何を言っても始まらないという見解も示しました。

中国と日本間のレーダー照射事件は、安全保障を巡る深刻な問題を浮き彫りにしました。中国の「敗戦国日本は生意気言うな」という姿勢は、国際社会における対話の困難さを象徴しています。まず必要なのは、国際ルールを遵守しない中国への警告です。同時に、国際的な圧力を強めることで、中国の行動を是正する必要があります。また、日本は冷静な外交チャンネルを開拓し、問題の本質を世界に訴えるべきです。両国間の対話を深めるための具体的な協定締結も必要不可欠。価値観の衝突が戦争を招く前に、相互理解と協力を基盤にした関係を築くことが、長期的な安全保障には不可欠であり、戦後秩序を再考する契機となるでしょう。
ネットからのコメント
1、意味があると思っている人は多くいると思います。この中国のアクションにおかしな譲歩で応じたら、悪しき前例が続き、それこそ長期的な外交上、主権上、経済上の損失でしょう。油断せず、解決を急がず腰を据えて対処しましょう。スパイ防止法は今後の対応に必須と思います。
2、中国軍が訓練を日本側に事前通達したかどうかに話の軸足が移っているが、本質はJ-15が自衛隊機をロックオンした重大事態が問題なのであって話が平行線にならぬよう中国側の行為が国際基準から逸脱していることを淡々と示すことが重要。中国が経済的に重要であろうが、国際法や国際基準に日本は従い続けることで国際社会の支持を取り付けるべきだろう。
3、柳沢氏の話は偉そうですが、聞き飽きた内容ばかりで、視聴者を見くびっています。「敗戦国」や「平行線」なんて、もう誰もが分かっていることです。今回の件で、アメリカは台湾有事への懸念をあらためて示しました。そんな中で同盟の現実を無視した発言は、むしろ混乱を招きます。今ほんとうに必要なのは、冷静な見通しと具体的な提案です。
4、オーストラリアは、中国に軍事的にも威圧され貿易でも不利になった。でも最後まで中国に折れず、結局中国が折れたということを聞いた。年単位でかかり、サプライチェーンを変えてリスクを軽減する方向へ舵をきった。日本も今度こそ乗り越えていくべきだと思う。向こうも折れないし、嫌がらせもされるがその都度落ち着いて対応して立ち位置を整えたらいいと思う。古い政治家や教授みたいな人達も国論を割るようなことはしてほしくない。これからの現役世代が試行錯誤しながらやっていけばいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9139d22268f4a528739150f1d2389c0fc2c919,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]