政府と与党が旧姓使用の法制化を進める中、選択的夫婦別姓の導入を巡り議論が活発化しています。2025年12月7日放送の「サンデージャポン」では、この法制化が利便性の向上に結びつくかをテーマに意見が分かれました。旧姓使用は結婚後も夫婦が同姓を保ちながら、旧姓を通称として使用できるというものです。番組内で、手続きの煩雑さが解消されることに歓迎の声がある一方、選択的夫婦別姓の実現が進まない現状に批判も見られました。

特に女性に負担が大きい現行制度の中で、旧姓使用の拡大だけでは本質的な問題を解決できないとの意見が出ています。

旧姓使用の制度化に対する議論は、日本の同性婚制度における本質的な問題を浮き彫りにしています。現状として、女性に多くの負担がかかる結婚後の姓の変更手続きは、ただの不便さを超えて、社会的不公正を助長しています。旧姓使用が一部の利便性を提供する一方で、選択的夫婦別姓制度の導入を遅らせる口実になっているとの批判もあります。まず、立法の過程での透明性を確保し、公衆の声をしっかりと反映することが求められます。次に、手続きの効率化を図り、旧姓使用による不便の解消だけではなく、選択的夫婦別姓の議論を本格化すべきです。最後に、国際的な基準に照らした制度改革の必要性を政府が認識し、実施に移すことが急務です。

これらの対策を講じることで、日本社会が多様性を尊重し、あらゆる個人に公平な選択肢を提供できることを願っています。現状のままでは、半ば強制的に旧態依然とした制度に従わされることになり、個々の尊厳が無視され続けるのです。

ネットからのコメント

1、子供の姓をどちらにするかと云う問題は永遠に解決しないでしょうね。法案の一つでは「婚姻時に決める」となっていますが、そもそも夫婦別姓を選択する人達が「子供の姓はそちらで良いです」とはならないでしょう。自分の姓に拘りを持っているのだから。「別姓が認められないから結婚出来ない」と言っている人ほど今度は「子供の姓が決められないから結婚出来ない」となるのでは？自分は結婚する時に妻が姓を変えましたが、妻が望むなら自分が変えていました。姓がどうこうよりも結婚することが大事だったのでね。

2、旧姓使用拡大で事足りるでしょう。やたら声の大きい推進派が別姓言ってるけど、極めて少数派。その少数派のために、本来必要とされてない家族法変えるのは如何なものかと。

3、毎度思う事だけど、別姓にしないことで生じるデメリットが分からない旧姓併記で事足りると思うんだけど困る、デメリットがあるというばかりでその内容に具体性がないハッキリ言って、感情的は拒否反応しか思い浮かばんのよ書類上だけでもパートナーの姓を名乗りたくないなら、パートナーに合わせてもらえばいいそれで事足りるようにしか思えないから他の懸案事項を差し置いて議論したり、変更にかかるコストの必要性を感じない本当に必要性がある事なら、その辺りを説明して理解を求めるべきでしょうね

4、選択的夫婦別姓の導入を遅らせたいという意図と書くと、将来的には夫婦別姓になるのが当たり前と読めるが違うと思う。今でも多くの人が会社等では結婚後も旧姓を使用しており、一部金融機関等で必要となる戸籍の姓への変更手続が旧姓使用が法制化され解消されたならどういう不都合が残るのだろうか？戸籍上の改姓はアイデンティティの喪失という意見も聞くが、戸籍謄本や抄本は他人に見せる必要があるものではないのでどれほど深刻な事か私には理解出来ない。