19日夕方、富山市有峰の太郎平キャンプ場で子グマとみられるツキノワグマによってテントと食料が持ち去られました。午後4時45分頃、男性利用者がキャンプ場の管理人を介して山岳警備隊に通報。隊員が現場を確認すると、別の男性の食料も奪われていました。幸い人的被害はなく、キャンプ場当時には約50張のテントがあり、利用者は薬師岳山荘や太郎平小屋に避難しました。
有峰地区では8月にもクマの目撃例があり、警察は「クマに近寄らない」などの注意を促しています。
この状況は公共安全の観点から深刻な問題です。野生動物との不意の遭遇がキャンプ場利用者の命を脅かしかねない状況であることは否定できません。制度の欠陥としては、クマの生息区域に近い場所での適切な安全策が不足していることが挙げられます。この現状を改善するためには、まずクマの出没情報をリアルタイムで提供できるセンサー設置が必要です。次に、キャンプ場周辺の巡回を頻繁に行い、クマの侵入防止策を実施すべきです。そして、一時的に入場制限を行い、クマの生息地域に居住し続けるリスクを最小化する対策を講じることが重要です。このような対応は、自然と人間が共存するための最低限の条件であり、さらなる惨事を防止するための賢明な選択肢です。
行政は迅速にこれらの策を講じる責任があると強く感じます。
ネットからのコメント
1、かつて狩猟が盛んだった昭和30年代ころまでは、このようなクマが現れれば即狩猟対象とされていたでしょう。そのお陰でクマの生息数が抑制され、人間は怖いと学習して人を避けていたのです、その上で成り立っていた共存です。かつては北アルプスの頂上付近まで入りこんで狩猟をする人達が沢山いたようです「黒部の山賊」と言う書籍に、戦後まもないころの猟師の様子が克明に記録されています。いろいろな課題が多い事は承知していますが、クマとの共存のためには、狩猟文化の再生が不可欠だと思っています。
2、彼が持ち去った食料がお好みであったなら彼はまた来訪するでしょう。こうやって人間の不注意により彼らは人間に近づいてくる。そして事故が起きる。皆さん大型野生動物を甘く見過ぎてます。
3、食べ物を与えなくても食べ物の残りをきちんと持ち帰らず捨てている人たちも居たと思います。河原でのBBQなんてゴミの散乱が酷いもんです。結局は熊に人の食べ物の味を覚えさせたのは人間です。
「ここに行けば何か食べ物がある」そう学習してしまったら、この猛暑で餌がなく腹をすかせた熊は人を恐れることなく食べ物を奪いに来ると思います。山登りやキャンプをしたいのも分かりますが、熊の出没情報が出回っている今シーズンは避けておく方が良いかなぁと個人的には感じます。
4、とりあえず人的被害がなくて良かったです。しかしこのクマが駆除されるまで、このキャンプ場は閉鎖した方がいいですね。ここを餌場と認識したとしたら、また来る可能性が大きいですから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d1a1774cda718c9ad204374f1e5cd9aa8cbb9f5f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]