食品スーパー「ロピア」が納入業者の従業員を自社店舗に無償で派遣させていた件で、公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで調査を受けました。2022年9月から2025年6月頃までの約2年10カ月にわたり、ロピアは400社から延べ1万人以上を派遣させ、人件費や交通費、宿泊費を含む総額約4億3300万円を負担していませんでした。
ロピアはこの期間に店舗を55店増やし、全国展開を進めました。公取委はその計画の実効性を認定し、「確約手続き」により今後5年間、外部弁護士が履行状況を監視し、報告する方針です。

この事件は典型的な企業による優越的地位の乱用として批判されるべきです。納入業者に無償派遣を強いることで、ロピアは実質的に人的資源を搾取し、その費用をロピアが自己負担せずに業者に押し付けていたのです。このような不公正な行為は、企業倫理の欠如を露呈し、法的にも社会的にも許されるべきではありません。制度の欠陥として、こうした行為を防ぐための規制強化が必要です。具体的には、納入業者との契約における透明性の確保、第三者による取引の監視体制の導入、そして法令違反には厳格な罰則を適用することが求められます。他社への不当な圧力は取引の公正性を損ない、市場の健全な成長を阻害します。
社会全体がこのような問題に対して声を上げ、企業の倫理的成熟を促す必要があります。
ネットからのコメント
1、元中小企業スーパー従業員です。こんなの普通にありました。約28年前新卒で入社した時なんかもっと多く、数年前退社する頃にはかなり少なくなってたとは言えど、繁忙期なんかはいつでも。末期は企業自体の業績も悪く、ホントにそんなに忙しいのか?っぽい感じで断られるとか、相手業者の方が強くなってたのか普通にお断りされるのとかやった感やけど、こんなの氷山の一角にしか過ぎないと思う。
2、私もこんな事されたの頻繁にありました。関東で初めての新店だから失敗は許されないとか言われて、電話がかかって来たら「すぐに来い!」「商品が足りないから持って来い!」挙げ句の果てには、取引止めるとか帳合無くすとかめちゃくちゃでした。超大手の取引先なので、周りに相談しても「我慢してくれ!」の一言。パワハラが当たり前の時だったので、休みも取れずめちゃくちゃでした。バイト代出すとか言われても、請求しづらい環境だったし請求したところで全て会社の口座に振り込まれるだけです。
ここまで酷くはないにしろ、まだこんな事している企業があったのは驚きです。まあ、大手や急成長を遂げた企業はメーカーや卸をいじめて利益を取ってると考えると本当に腹立たしいです。
3、こんなこと何年前から言われていて違法な行為であることは了解した上で相変わらず負わせていた。確信犯であり悪質な行為としか言えない。二流会社のやること。現場の人間が勝手にやったことではなく上層部からの命令だろうから、ほとぼりが冷めれば再開するかも知れない。今度は営業ストップ位の厳しい処置がひつようになる。
4、元食品卸従業員です。コレロピアに限らず全国のスーパー、ドラッグストア、スーパーセンター等ありとあらゆる小売店で当たり前のように根付いている闇深い慣習です。酷い所だと、陳列応援に手伝い来ないメーカーの商品は取り扱ってやらない等と半ば脅しのように言うバイヤーも普通にいます ただの違法行為なのに、そうやって業者を思いのままに従わせている自分のことを”やり手のバイヤー”とでも勘違いしているのでしょう。近年は業界全体でもかなり厳しくなり減ってはいるようですが 未だにこんなこと続けている会社があるとは呆れました
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/754955c4b3717282afcaa454c3885a9523c9cce5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]