7月の名古屋場所で、横綱大の里が幕内一山本と対戦した際に、観客のマナー違反が発生しました。一方的に大の里が押し出され、一山本に軍配が上がった後、審判団が協議を行う中で観客席から取り直しを求める手拍子が起こりました。元NHKアナウンサーの藤井康生氏はこの行為に苦言を呈し、大相撲の観戦には礼儀が必要だと強く訴えました。藤井氏は過去にも同様の事例があり、歴史を尊重することが重要だと述べました。
彼は他競技の例を挙げ、観戦者としての基本的なマナーを求めました。
この議題に関する私の考えを以下で述べます。
観客の行動はスポーツの本質をひどく損なっています。大相撲はその伝統と格式が他競技とは一線を画す存在であるにもかかわらず、観客の手拍子はその価値を軽んじる行為です。藤井氏が指摘するように、国技としての大相撲を鑑賞する際、大衆はそのスタートから終了までの沈黙を守るべきです。問題の核心は教育の欠如と伝統への理解不足にあります。観客のマナー向上を目指すには、まずは教育機会の提供が必要です。例えば、大相撲の基本マナーを紹介するパンフレットを試合会場で配布すること、観戦のルールを試合前にアナウンスすること、そしてより具体的には、観戦チケットにマナーガイドを記載することが考えられます。大相撲は他のスポーツとは異なる、静寂の中での集中を求める競技です。
観戦者がその価値を理解し尊重することで、より充実した観戦体験を得られるでしょう。
ネットからのコメント
1、相撲協会は、相撲が神事であるという前提をもう少し徹底して伝えていく必要があると思います。まして行事、審判の判断に影響を及ぼそうとする行為、輩に対しては厳しく対応すべきかと思います。見ていて不快に思います。相撲に限らず、スポーツ観戦ではある種の高揚感が生まれますが、だからと言ってその興奮そのままに行動するのが許されるわけではありません。サッカーのサポーターも然り、不文律であってもそれを無視する(この場合理解していないまたは飲酒の影響で理性を失っていた?)行為は一つずつ無くしていくことが大事だと思います。
2、マナーを守ってと、いくら言っても、そもそもマナーなんて通じない国から来ている観光客がいるし、そもそも日本人でも、自分さえ良ければいいと、法律違反や明確なルール違反でないからと、マナーなんて無視する人もいる。本当はやりたくありませんが、そろそろ相撲に限らず、いろんなことでマナー違反が増えているので、いろんなことをはっきりルール化や法律で規制して、退場や罰則を定めた方がいいと思う。
3、座布団投げや手拍子だけでなく、立ち合いの時に大声を出すごく一部の客も良くない。藤井さんはNHK時代に白鵬の負けて納得がいかない様子に対してもテレビで厳しく指摘していた。相撲の歴史や礼儀などにも詳しいし解説も聴いていてわかりやすい。正面の北の富士さん、向正面の舞の海さんを交えた放送も面白かった。
4、立ち会いの時くらい声援は辞めるべきです。大の里が立ち会いで突っかけた時は、男性の声でした。あと今場所1回だけ、横綱でもない関取同士の取り組みの時、座布団を投げた人もいた・・・相撲は途中で休憩があるので、その時に「立ち会いでは静かに!座布団は投げない!・フラッシュはたかない」などアナウンスしないといけないかもね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aeb42bd71693ef76a97cd2f4bd12b7481b4c1630,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]