小泉進次郎防衛相は10日、防衛省で会見を開き、中国軍による自衛隊機へのレーダー照射について説明した。中国軍が空母「遼寧」での訓練を事前に通知していたが、具体的な情報は不十分であったと明かした。沖縄周辺で行われた訓練に対し、自衛隊はスクランブルを発信し適切に対応。約30分間の断続的レーダー照射を受け、空域の安全を超える危険な行為として中国側に再発防止を求め続けるとし、冷静に任務を遂行した自衛隊を称賛した。

この事件に関しては、批判型のスタイルでのコメントが適しています。今回の中国軍による自衛隊機へのレーダー照射をめぐる問題は、国際的な軍事行動における情報共有の欠如を浮き彫りにしています。公表された音声データの一部は日本側に通知されていたとされますが、訓練の詳細な情報が欠けており危険回避が不可能となった点は看過できません。まず、情報の不十分さは地域の安全保障に直接影響を与えるものであり、中国側の対応には国際的な基準を満たす誠実さが求められます。次に、具体的な通信内容の充実を求め、また定期的な対話を通じて信頼関係の構築を進めることが考えられます。さらに、国際的な観察団による監視を導入し、訓練情報の透明性を確保することが解決策として挙げられます。これにより、互いの国が地域の平和と安定を確保し、軍事的緊張の発生を未然に防ぐことが可能になるでしょう。
進次郎防衛相の冷静な対応は、日中間での懸案を解決するための率直な議論と意思疎通の重要性を再認識させ、緊張緩和への糸口と感ぜざるを得ません。
ネットからのコメント
1、レーダー照射は、拳銃の照準用レーザーポインターを当てられたようなものです。「訓練します」と通知だけして、相手に照準を合わせることは国際基準と照らし合わせても危険極まりない行為です。その事実を国際社会と連携して訴え続けることが必要です。そして、照準を合わせされても冷静に対応した自衛隊員の方々は本当に素晴らしいと思います。
2、中国が「事前に知らせた」と音声を公開したけれど、実際には座標や時間など危険を避けるために必要な情報は伝えていなかった。つまり「通知した」と強調するのは印象操作にすぎない。自衛隊がスクランブルをかけたのは当然の対応で、中国側が30分もレーダー照射を続けたことこそ問題だ。進次郎防衛相が「自衛隊は冷静に任務を遂行した」と強調したのは心強いし、パイロットや地上クルーの努力を誇りに思うという言葉も納得できる。中国は情報戦で自分たちを正当化しようとしているが、国際社会から見れば危険な挑発行為だ。
率直な対話が必要なのに、印象操作では信頼は築けない。
3、皆様はレーダー照射された場合はどう対応するのが国際標準か知らない様子なので、解説します。マスコミは中国の発言を垂れ流すのではなく、国際標準を国民に知らせるべきです。レーダー照射は武力行使の直前行為なので、どの国も重大な挑発扱いです。その為、国際標準対応が次の順番であります。①回避+防御行動 → ②警告通信 → ③外交抗議 → ④証拠公開 → ⑤警戒強化。日本は軍事現場は極めて優秀だが、政治が腰が引けていてカードの使い方が下手なので、政治側の運用を米軍・NATO並みに国際標準化することが、実務的に一番中国には効きます。すでに今は③大使に抗議して即、④レーダー記録・音声ログ等の証拠を国際社会に公表し、日本の正当性を証拠公開しなければいけないです。ここまでがワンセットです。
4、訓練の通告の有無に関わらず自衛隊は防空識別圏内の戦闘機が日本の領空へ侵入しないよう監視と警戒をする責務があり、それは自衛権の範囲であり国際法にも認められています。いつぞやの米軍機に異常接近した中国軍機じゃないんだから、ある程度の距離を保っていた自衛隊側に落ち度はありません。
連絡してたのに自衛隊機が訓練の邪魔をしたからレーダー照射(ロックオン)したというストーリーにしたいのでしょうけど、事前連絡があることが正当な任務を行う自衛隊機にレーダー照射(ロックオン)していいことになる訳がない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/39a3e2a00277b3f6f19758c0f14e598dc2100ab0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]