事件概要:55歳で役職定年を迎えた斉藤昌也さん(仮名)は、部長職を外れ年収が300万円減少し、月々の手取りが約15万円減りました。このことを知らなかった妻の恵さんは、銀行通帳を見て驚愕。家計を一人で管理していた妻も、貯金が思うように増えていない「秘密」を抱えていました。役職定年の影響で収入減は老後の年金額にも影響しますが、夫婦は協力して家計の見直しを行い、節約や働き方の工夫で立て直しに成功しています。

コメント:夫婦の間で役職定年後の収入減少が露呈し、家計問題が浮き彫りになったのは、これまでの家計管理の不透明さが招いた結果と言えます。「家計は妻に任せる」「仕事の話はしない」という姿勢が続いた結果、重要な情報が共有されないまま年を重ねてしまいました。この問題の本質は、互いのコミュニケーション不足と家計透明性の欠如にあります。対策として、家計管理においては以下の3つのアプローチが求められます。まず、家計簿アプリの利用による支出の見える化を徹底し、夫婦で定期的な家計会議を開催すること。次に、人生の重要な経済的決定においては、夫婦間で十分な情報共有を行い、それに基づいて共同の意思決定を行うこと。最後に、ライフステージの変化に伴い、柔軟な働き方を模索しながら労働時間を調整し、厚生年金へと影響を最小限に抑えることです。
このような措置を講じることで、家計の見直しだけでなく、老後の安心感にもつながるでしょう。これからの夫婦関係を良好に保つためにも、一歩一歩お互いの心に寄り添い、経済的課題を乗り越えていくことが重要です。
ネットからのコメント
1、定年して年収が下がってビックリしたって、よく見かけますが、その度に思います。定年前は正社員で、それなりに収入も多いでしょうが、定年後の扱いは、パートと変わらないのにと。現在のパートの賃金は、都会は解りませんが、田舎の多くの会社は最低賃金からのスタートで、昇給なんて、殆どの会社はありません。昨日、入った新人さんと10年以上のベテランさん達が、同じ、最低賃金です。「定年後に、年収が下がってビックリした」って、事にびっくりしています。
2、役職定年で収入が下がる事は分かっていたのだから、早めに夫婦で話し合っておくべき。そうすれば妻も、もっと早くフルタイム勤務できて厚生年金も増えますが急に言われても…。若い内に徐々に勤務時間を長くして、身体を慣らしておくのがよい。例えば、専業主婦→週3日で1日5時間→週5日で1日5時間〜6時間という感じ。
勤務時間を増やすと同時に家事の簡素化、夫の家事の協力を推進する。家事のハードルを下げて、家族みんなが家事に参加出来るようにする。専業主婦と同じような家事は諦める事も肝心。
3、部長時代は羽振り良かったのね。金融リテラシーが低い者に家計を任せているのらリスクしかないし、給料減ってから足りないなんて言われても対応できない。殆どの人達がこのパターンだから情報弱者だけにはなりたくない。あと、この家計は退職金には手をつけるあけてがないから、まだ救える
4、60歳でも1年に250万くらいはかかるだろう。定年で辞めて、年金が満額出る65歳までの5年間に、250×5として、1250万を退職金から取り崩して、年金の支給を待つ算段だった。人手不足の職場の求めで気が変わり、安くとも再雇用で働こうと、ぎりぎりに決めた。手取りは激減し、ボーナスも非正規雇用の若手よりも安くなったが、まあ、「長」と付く責任と会議の多さから解放されて、意識も変え、そこそこ頑張った5年間だった。激減した手取り額でも、合計すれば軽く1250万を超えた。支給済みの退職金の取り崩しもせず、プラス・マイナスで考えれば2500万超。
日々の多忙さもあり勤務中は恩恵を考える暇もなかったが、65歳で無職・無給の日々が始まってみて、働いた5年間の差の大きさを痛感する。5年分厚生年金も増えた。年金は景気に左右されず、確実に支給されるありがたいものだ。退職金は投資の原資として、今も増え続けている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b806a00a50debfe3982cd0a3f96724dd577435e5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]