ニュースの概要：
2024年、日本の合計特殊出生率は前年の1.20から1.15に低下し、史上最低を更新しました。特に西日本で高く、東日本が低い「西高東低」の傾向が顕著です。九州の出生率が1.37であるのに対し、北海道・東北は1.09と低く、特に労働の都合で男性の単身赴任が続いていることなどが理由と考えられています。

2000年には同程度だった両地域の出生率が異なる傾向をたどった背景には、大学進学率の上昇や晩婚化が関係していると分析されています。

コメント：
日本の出生率が大幅に低下し、特に東日本の出生率の低さが一段と際立っています。この状況は深刻で、社会の安定と経済の持続性に大きな影響を及ぼします。問題の一因は、教育や経済環境の変化にあると考えられますが、これに対抗するためには国と地域の政策改善が不可欠です。第一に、固定的性別役割分担意識を改革し、家事や育児負担を夫婦間で公平に分担する文化を推進する必要があります。次に、子育て支援の拡充、特に保育施設の確保と育児休業制度の強化が求められます。最後に、女性の就労環境を改善し、出生率の向上に貢献できる雇用の機会を増やすべきです。

これらの対策を通じて、出生率の低下を食い止め、未来に希望が持てる社会を作り上げましょう。経済と家族生活の両立が可能な環境を構築することが、人口動態の改善に直結します。

ネットからのコメント

1、積雪すると、自転車での登校ができないのでバスが有ればまだしも、カバーするのは難しいと親の送り迎えが必要になる。じじばばが頼れるならいいけど、共働きが当たり前の昨今、負担になるように思えます。ただでさえ雪かきにという重労働が日常的ですし。豪雪地帯が関係しているのか、興味があります。

2、九州の若年層のいう都会の選択肢に福岡があるからじゃないかな。女子の場合東京はダメだが福岡までならいいという親が一定数いると聞きますしね。北海道東北だと、都会がいきなり首都圏になっちゃう。これは福岡を除いた九州の出生率である程度検証できるはず。

3、首都圏へのアクセスが良すぎるのだと思います。福島だったら東京まで新幹線で２時間もかからないし、高速バスも４時間かからない。仕事も出会いも選択肢の多い首都圏へ行きたいのは、男女問わず同じ。一度出た人が、ずっと地元に残っていた人達と価値観が合わなくて住めなくなるのも一理ある

4、東北・北海道の出生率が低いのは、東京へ上京する方が多いからではないでしょうか?大学進学・就職の面で、上記の地域は東京から比べると不利であり、東北新幹線がストロー効果の役目を果たしていると思います。