伊東市の田久保眞紀市長が、自身の学歴詐称問題をめぐり揺れている。市の広報誌や報道機関に「東洋大学法学部卒業」と記載していたが、実際は除籍されていたことが判明。市議会は辞職勧告を決議し、地方自治法に基づく百条委員会を設置。7月7日には辞意を表明したが、31日の会見で一転して辞職を撤回し続投を宣言した。委員会では知人が「本人が卒業していないと語った」と証言したが、市長は「そのような発言をした記憶は一切ない」と強く反論している。
市長が学歴を偽って広報誌や公的書類に記載した事実は、市民の信頼を大きく損なう異常事態である。これは単なる個人の過失ではなく、経歴確認の不備や説明責任を果たさない市政の体質に根ざした問題だ。本質は、公職者が市民に対し誠実であるべきという基本を軽視している点にある。解決には①第三者機関による経歴調査の義務化、②虚偽申告に対する明確な罰則設定、③市長本人による具体的な経緯説明と謝罪が不可欠だ。市民が望むのは“改革”ではなく“誠実”だ。信頼を裏切ったまま続投することこそ、市政の最大の後退である。
ネットからのコメント
1、事前の予想通り、百条委員会での知人の証言も「記憶にございません」で押し通してきた田久保市長。しかし、それは百条委員会における証言の重さを理解しているとは到底思えません。百条委員会における偽証は罪に問われます。
この証言を否定するということは証人のことを偽証の犯罪者であると言っているのと同義です。また、市長はこの知人たる証言者の正体にやたらこだわる姿勢を見せましたが、証言者の身分確認は委員会がしっかりと行っているはずで、それ以上のことは田久保市長には関係のないことです。この証言者が誰であろうと、卒業していない旨の発言を過去にしたことが事実か否か、それだけが重要なことです。そもそも、百条委員会における知人の方のかなり詳細な証言と、発言を二転三転させようが何の責任も負わなくていい記者会見における市長の主張、どちらに信憑性があるのか?深く考えずとも明々白々でしょう。
2、大学を卒業していないのが問題なのではなく、書類を用意して詐称したことが問題になってる。その書類を開示しないのみならず辞意表明から一転して続投表明していることからも悪質。現時点で警察や検察が、犯罪の疑いがある事件として捜査を開始し、起訴するかどうかを判断する段階に進めてほしい。捕まらないと分からない人です。
3、大学生は卒業できるかどうか、単位が取れているかどうか気にしながら生活しているのが普通だが、卒業できたというのは何を持って卒業できたと考えていたのか教えてほしいですね。
4、知人の言った、言っていないよりも卒業している、していないの方が重大。記憶がないって言葉は万能ではないのですよ。卒業したかどうかも記憶がない、飲酒運転手した人間が事故を起こしても同じ事を言うんです。そんなに記憶を無くす人間が市長をするのは問題です。議員にも都合良く記憶を無くす人がいましたね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5628f45e3fe3aa73a5f5a2212ec9eb1448dc28d3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]