7月31日、日本維新の会は参院選後初の両院議員総会を約2時間半にわたり開催。会議後、前原共同代表は自民・公明との連立について「反対意見はなかった」と述べたが、「現時点で石破内閣との連立は考えていない」と明言。理由として、自公を過半数割れに追い込むことを掲げて選挙を戦った経緯や、有権者への裏切りになり得る点を挙げた。代表選に関しては吉村代表の進退に委ね、投票は8月7日が締め切りとなる。
今回の発言には深刻な違和感を覚える。有権者に対し「自公を過半数割れに追い込む」と訴えておきながら、連立への反対意見が出なかったという事実は、選挙で示した立場と齟齬をきたしている。これは政党の公約や政治姿勢が単なる選挙戦術に過ぎなかったのではないかという疑念を抱かせる。本質的な問題は、選挙後に民意を軽視し、政治的都合を優先する体質にある。これを防ぐには、第一に連立交渉の透明化と詳細な議事録公開、第二に選挙時の公約と政策行動を照らし合わせた検証制度、第三に議員に対する党内民主主義の強化が必要だ。有権者の信頼を裏切る政治は、結局自らの基盤を掘り崩す。政治とは権力の取引ではなく、民意を守る約束であると肝に銘じるべきだ。
ネットからのコメント
1、これで維新は、自公と同列になったということ、前々回の衆議院選挙や前参議院選挙で維新が躍進したのは、新保守政党を求める国民の期待が集まったのだが、ここにきて前馬場代表などの発言で、維新は自民党に代わりえる保守ではなく自民党と同化してしまう保守と国民に見切られたということ、ゆえに参議院選挙では自公とともに負け組だ、そしてここで連立なんか組めば申し訳ないが1年もしない目前に迫っている時期衆議院選挙で大阪以外で議席など取ることはできないだろう、いっそ自民党と合体してもいいぐらいだ。
2、前原氏らしい考えと感じます。連立は無いと言ってもすぐにひっくり返ると思います。今の行動は次の選挙で判断されると思うので思った様に動いてもらえればよい。
3、なんであれ年数が経てば形は変わるものだけど、維新は対東京という対立構図を全面に出して関西で大きく躍進した党なのだから、初心忘るべからずで今は自公、次の選挙でスライドして立憲になったとしても連立なんて許されませんよ?一度吐いた唾は飲み込んではダメ。とはいえ橋下さんは自公と連立組めって言ってるもんだから、吉村さんも前原さんも板挟み状態。仮に連立の話が出たら、過半数取れないように輪を組んで離党する議員も出るでしょう。選挙の結果で自公の受け皿は立憲、立憲の受け皿は維新だったはずが、すぐそこに国民民主がいて、なんだったら立憲を超える勢いまである。与党も大概だが、立憲も維新も一体何をしてた?ってのを有権者が感じた結果が参院選だったんじゃないですかね?
4、連立することによって消費税減税も社会保険料も下げる事は叶わなくなるでしょうね、今の自民党に協力するということは確実に支持されないと思いますよ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba7bbed24eedf749250a2ef999ba0516532a3c79,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]