タイワンリスは神奈川県内で急速に繁殖し、農作物や電線への深刻な被害をもたらしています。近年まで湘南周辺に限定されていたものの、現在は横浜や川崎でも頻繁に捕獲されており、世田谷区での目撃情報もあり都内への定着が懸念されています。繁殖の経緯には動物園の閉園やペットとして飼われていたものが逃げ出したことが影響し、作物の食害や電線の破損、住宅への浸入被害が報告されています。
昨年度の鎌倉市での捕獲数は2202匹であったが、今年はすでに過去最多の2861匹を記録。専門家によれば、都内への侵入も時間の問題とされ、多摩川を越えた東京での繁殖も警戒されています。
タイワンリスの急速な繁殖は、神奈川県をはじめとする日本の生態系と公共の安全を脅かしています。外来種が持ち込まれた背景には、動物園の閉園やペットとしての養育が不適切だったことがあります。まず、タイワンリスの実態調査を徹底し、地域ごとの生息密度を把握することが必要です。そして、効果的な駆除策を確立するために住民との協力体制を強化することが欠かせません。さらに、外来種取り扱いに関する法制度の再検討と強化を行い、ペット販売の厳かを徹底することで再発を防ぎます。この問題は、可愛い顔の裏で巨大な影響力を持つ生物がいることを我々に突き付けています。
タイワンリスによる被害を通して、外来種管理の重要性を再認識すべきです。解決策を講じることにより、持続可能な生態系と安心な社会を構築する道筋が開けるでしょう。
ネットからのコメント
1、数年前に鎌倉の住宅街で繁殖して、駆除にやはり数年かかったと聴いてます。マズいですよ。新横浜まで北上してるとは…まさかハマ線乗って来るとは思いませんが…樹木や農産物の被害は当然でしょうが、電線や家屋の電気関係の配線まで齧ってしまうと聞いてます。火災が心配ですよ。俺の所は里山が多い緑区の住宅街だから、来たら相当に繁殖しそうで今から困ってしまいます。何か対策を打って欲しいですよ。園芸博やってる場合じゃないです。結構深刻な話だ。
2、うちの近所にも普通に見かけます。人が近づいても警戒することなく、木々や電線をチョロチョロしています。千葉のキョンや各地のカミツキガメや外来魚も、もはや駆除しきれないほどに増えてしまいました。日本は外来生物に対する対策が遅く(やる気も無い)、手に負えなくなってから動いたところで、もうどう仕様もないと思う。
3、横浜市民です。畑の前やお庭が立派なお宅の塀で見掛けますが、人間を余り怖がりません。鎌倉の小町通り~鶴岡八幡宮辺りも多いですよね。鎌倉の場合は観光客の餌付けで増えてしまったんだろうなと思います。実際数年前に行った時の鶴岡八幡宮では、わざわざひまわりの種で餌付けしていた人がいましたから。見た目は可愛いですが、害獣ですから撒き餌は迷惑行為ですよね。
4、神奈川県はアライグマも増えすぎてなかったか.自然に増えたのではなく,人が持ち込んで野生化させていること自体が問題だろう.自然に存在しない動植物が入ってくるのは水際対策ができていない.流行っているからで,安易に輸入していることや,無責任に飼育していること自体,止めさせなければこのような事例はいくらでも増えるだろう.
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea682bb8581131bc91c2104c6ee7a12ea1f63ecc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]