7月31日、外国為替市場で円安が進行し、一時1ドル=150円台に突入しました。これは今年4月上旬以来、約4か月ぶりの円安水準です。同日、日本銀行は金融政策決定会合で政策金利を0.5%に据え置くことを決定しました。市場は日米関税協議の合意を受け、日銀の植田総裁が午後の記者会見で利上げに言及するか注目していましたが、追加利上げの示唆はなく、これを受けて円が売られたと分析されています。
今回の為替変動は、日銀の政策姿勢が市場の期待と乖離している現れだ。インフレが続く中で、低金利を維持する姿勢は投資家からの信頼を損ない、結果として円が見限られている。根本にあるのは、金融政策の透明性と説明責任の欠如だ。為替が国民生活に直結する以上、政策の意図を明確に伝える義務がある。
改善策としては、①市場との対話を前提にした政策ガイダンスの強化、②インフレ動向を反映した機動的な利上げ検討、③政府との連携による円安対策パッケージの早期実施、が急務である。
生活者が苦しむ円安は、抽象的な政策決定の副産物では済まされない。国民の財布に直結する現実に対し、今こそ真剣な対応が求められている。経済の舵取りを誤れば、信頼は一瞬で崩れる。
ネットからのコメント
1、政府主導で米国に約80兆円投資するそうですし、それだけの円を売ってドルを買うということです。
1ドル200円になるのも、時間の問題だと思います。そして、物価が上がり、ますます国民の生活は苦しくなるのです。喜んでいるのは、トヨタなどの輸出で儲けている企業だけです。この不公正なやり方を、国民が一丸となり是正する必要があると思います。
2、関税で予想される不利益を為替で取り返す意味で円安誘導とかわかりやすいですね。きっと裏で利上げすんな圧力もあったんでしょうね。こうして一部の誰かの利益のために国民生活は犠牲になっていく。あんまりやりすぎるとトランプの怒り爆発でまた次の一手を求められそうです。
3、金利を上げて円高にして欲しい。少し前までは110円位だったが、150円になれば輸入品の値段が高くなって物価高になって、庶民は困っています。 輸出企業の儲けが少なくなって困ると言うが、自動車業界等は儲かってしょうが無い状態です。海外の人が日本に来れば物価が安くて大喜びですが、日本人が海外に行けば、物の値段が高くて驚きです。やはり、為替は日本も海外も同じ物価にならなくてはオカシイと思います。何時までも続く日本の低金利が一番の問題です。
4、利上げ出来ないのは仕方ないとしても、ちょっとは円安けん制して欲しいという想いもある。会見中に米や野菜の値段なんて別に我々の見てる基調物価には関係ないなんて発言すれば円安にもなるわ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd00c6f320ef6394f0bbde7bf159a744d0c91d6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]