中国軍が沖縄本島南島の公海上空で自衛隊機に2度のレーダー照射を行った事件について、橋下徹氏がその原因を分析した。日時は10月6日の午後、場所は公海上空。事件の流れとして中国は事前に訓練を通達し、日本側の抗議に対し反論した。橋下氏は、高市早苗首相の台湾有事に関する発言がすべての始まりであると指摘し、発言による日本への利益が見えないことに疑問を呈した。

この事件は日中関係の緊張を象徴している。まず、自衛隊機へのレーダー照射という危険行為に対し、中国側の訓練通達による正当化は通じない。法律的には存立危機事態を招き得る発言も、それをどのように表現すべきかについて慎重を要することは明らかである。まず、日本の国家指導者たちは安全保障に関する発言の透明性と慎重な検討を徹底する必要がある。第二に、国際対話を通じて現場の緊張を和らげる努力を強化すべきだ。さらに、このような事態が再発しないよう、日中間の防衛協定を新たに検討することが重要となる。この問題は日本の安全と国際関係のバランスの取り方に直結しており、意識的な外交努力が迫られている。
ネットからのコメント
1、「発言による日本側へのメリットがないことに首をかしげた」橋下氏が考える日本の国益と、社会が考える国益に乖離がある。
私には、高市総理になり、十分な国益を感じているが。石破政権で破綻しかけた米国との関係は修復しているように見えるし、オーバーツーリズムは改善され、外国人土地取得規制にもメスが入り、エネルギー政策にも変化が見え、財政政策もガラッと変わりそうで、防衛もオーストラリアやフィリピンとの関係が深化している。橋下氏の言う国益が「中国の国益」ならば、確かに何のメリットもないだろう。
2、橋下氏は「そうであれば、言う必要はなかったと思うし、今の日中関係のこの事態が、日本の国の何の利益になっているのか、僕はさっぱり分かりません」と言うが、橋下氏の発言は常に中国側に立っている発言だ。しかもこの番組でもしきりに高市首相のことを「言うだけ番長」とこき下ろしていた。橋下氏は「日本の国の何の利益になっているのか」と言うが、中国をこれだけ怒らした高市氏については日本政府が中国に対し、やっと対等な立場で外交が出来る第一歩を踏み出したという意味合いがある。世の中はすごく単純にできていて、政治家の良し悪しを判断するには、中国に嫌われている政治家が良い政治家だ。
スパイ防止法に反対する団体、議員がスパイだろう。麻生副総裁は「中国から色々言われるぐらいがちょうどいい」と述べたが、これだけ中国を怒らせた首相は、日本にとってむしろ良い首相と言うべきだろう。
3、公明党の斎藤党首は、レーダー照射に対し中国を非難するわけでもなく、ただ慎重な対応を、と述べるにとどまった。共産、社民などから何の発言もない。 橋下は中国を非難するどころか高市総理に責があるがごとき発言。いずれにせよ最近中国との軋轢を通じだれが中国と通じているかがより鮮明になった。早くスパイ防止法を成させてほしい。
4、橋下徹氏は、中国軍による自衛隊機へのレーダー照射のきっかけを、高市早苗首相の台湾有事に関する国会発言に結びつけた。しかしこの論理には破綻がある。まず、高市氏の発言自体は法律的な正当性を示すもので、現実の軍事行動を直接引き起こした証拠は示されていない。次に、橋下氏は「発言すべきでなかった」と主張する一方で、発言は間違っていないとも認めており、批判と承認が同居している。さらに、「日中関係の利益にならない」と断じるが、外交上、相手国に立場を明確に示すこと自体が利益となる可能性を無視している。
このように、原因と結果を単純化し、発言の正当性と影響を混同することで論理が崩れている。結論として、橋下氏の説明は事実と推論の整理不足により、論理的に一貫していないと言える。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/df852d822444e4b24ecc9bbc7f6493220b5f5b97,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]