福島第一原発の処理水放出から2年経ち、いわき市の沼之内漁港では魚の価格に大きな変化はなく、取引価格は1キロあたり約1400円で推移しています。漁業者からは、当初の心配を経て、国の管理のもとで放水が継続されることに安心を感じる声が聞かれます。しかし、中国は福島など10都県産水産物の輸入を禁じています。また、一部市民団体は、漁業者の理解なしの放出が約束を破っているとデモを行っています。
東京電力によると、これまでに10万1870トンの処理水を放出し、トリチウム総量は約22.1兆ベクレル。処理水の量は放出前より4%減少していますが、周辺海水に異常は確認されていません。
現状を受けたこの問題は大きく二つに分かれます。まず、国と東京電力が関係者の意見を軽視し、約束を破ったという点です。漁業者を巻き込むことで頼もしい未来を築くはずのプロジェクトが、彼らの声を無視して進行するのは由々しき事態です。これにより、地域の信頼を損なう可能性があります。そして、中国による水産物輸入の規制持続は、海外との関係性を悪化させ、地元漁業者の経済的負担を増長しています。改善すべき点として、まず透明性の高い関係者への説明会開催が欠かせません。そして、漁業者と共に対策を策定し、地域の声を真摯に取り入れる必要があるでしょう。
最後に、国際的に納得できる安全策を打ち出し、中国との交渉を進めるべきです。このような具体的な行動が未来の漁業と地域社会の持続可能性を高める鍵となるでしょう。信頼を取り戻すためには、疑念を晴らす行動が必要です。
ネットからのコメント
1、こういう時に感情より科学的根拠が勝っていくような国にならないといけない。日本の良さは合理性に囚われない感情の豊かさだとは思うが、こういった環境への影響は、感情よりも現実の方が重要で、科学的根拠を伴った処理水放出は、当然に受け入れられるようにならなければ。むしろ反対してデモなんかしちゃうと「やっぱり人体や環境に影響があるのでは?」という穿った見方、風評被害を誘発してしまうことになる。そのデモの理由が、処理水の危険性云々では無かったとしても。
2、未だにこうして市民団体を名乗る輩が処理水反対と叫び行動している事が信じられない。処理水放出によってなにか地域に悪影響でもあったというのだろうか。あるとすればこの市民団体が引き起こしている風評被害くらいだと思う。市民団体の行動は100害あって一利なし。
3、科学的に言えば、一定の処理をした水の海洋投棄、海水と混合すると同時に無限希釈されるので影響はない。「放射能が~」と騒ぐ人がいるが、天然のラドン温泉のようなものも世の中には存在し、積算の放射線量は天然放射線源のほうが遥かに大きい。もちろん万が一のために放出水のモニターは必要だが。
4、通販でいつも福島産の魚介類やお米を買っています!とても美味しいです。私は兵庫県なので福島県は日帰りで気軽に行ける所ではないのですが、いつか休みを取って現地で色々な美味しい食材を食べてみたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/412d9a000711c444270e04ea8dcc8c8483cc1ed9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]