日本相撲協会では2年に一度の理事選挙が行われ、その調整が九州場所で進められた。高砂一門は八角理事長を続投させる計画で、時津風一門は伊勢ノ海親方を理事候補として擁立し、芝田山親方の勇退を受けて、後任として片男波親方が選ばれた。年齢による立候補制限があるため、63歳以上の現職理事は退任し、後進に道を譲ることになった。これにより、八角理事長の一強体制が強まり、二所ノ関一門と出羽海一門から次期理事長候補の争いが激化している。

相撲協会の理事選は、年齢制限による退任が多くの注目を集めた。制度的な欠陥と言えるこの状況は、組織全体の柔軟性を欠いていることを示す。まず、制度の見直しを行い、経験豊富な元力士の知恵を生かせるよう年齢制限を引き上げることが考えられる。また、協会内での透明性を高め、派閥にすがることなく公平な評価が下される環境を構築すべきである。さらに、新たなリーダーシップの育成を促進し、個々の親方が独自の意見を持ち、自由に発言できる文化を育てることが重要だ。これにより、理事会は真に多様な視点を持つ団体となり、未来への道を築くことができるだろう。八角理事長の一強体制が存在する限り、協会の未来は閉ざされてしまう。改革を進めれば、角界の新しい時代が確実に開かれるのだ。
ネットからのコメント
1、春日野が狙っていた70歳定年を潰す形になった芝田山親方の英断は素晴らしい。
清廉潔白で知られた、魁傑の先代放駒親方の弟子らしさを感じます。春日野は権力欲が強く、このまま協会理事に残るのは良くないと思っていたので、とりあえずは良かったと思う。ただ、後任の理事候補がイマイチ地味。有力力士を多く抱える追手風が、今後存在感を増して来そうですが、丁度理事になる世代で、現役時代に活躍した親方達が、2010年代に多く協会を去った影響を感じます。
2、芝田山云々以前にそもそも八角がダメであり、しかも長期政権になり、とてもよろしくない。さらなる利権団体になってしまった。政治力がある連中でまわりを固め盤石にしている八角にしてみたら世間に批判されようが痛くも痒くもない状況。現状は八角の不祥事がなければ変えることはできない。本来ならば、世の中を壊し続けている文春はこういう組織こそ発揮してほしいのだが。
3、元横綱が体調に不安のある武蔵丸しかいなくて、そのあとは鶴竜、稀勢の里までというのがなんとも…。自らかそうでないかは別として、曙、貴乃花、若乃花、白鵬、日馬富士…誰も協会にいないのがもったいない。武蔵川理事長は実務家として手腕を振るったが、それがないなら組織の長としてはやはり横綱大関の方がといいのでは?と素人は思う。
藤島、浅香山親方あたりが次期候補かな?特に藤島親方は良い弟子も育ってきているし。
4、長く大相撲ファンとして相撲を見てきたが、理事選挙のたびに派閥とか何とかいろいろな話題の中にいやなことがありすぎる、一人の理事長の多選によって 他の意見が全く聞き入られない状況が生まれるのは会社と同じだ、理事長や理事の連続当選は3期まで力量ある人は一期おいてまた立候補すれば良い、多くの親方のレベルアップが可能になるではないか、もう一つは相撲界以外からの理事の選任も必要、3人ほどを是非とも選任せよと言いたい、最後に現理事長はもう辞めなさいと申し上げたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca06ab44b2c7356eb8dbdd82779963ebbb5ee5f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]