映画『国宝』（李相日監督）が邦画実写として歴代2位となる興行収入110.1億円を突破しました。『南極物語』（1983年）の記録を超え、22日までに観客動員数は782万人に達しています。この映画は吉田修一の小説を原作に、主人公立花喜久雄の50年にわたる生涯を描いたヒューマンドラマです。18日に100億円突破が発表されてからの短期間でさらなる収益を記録し、公式Xでも観客への感謝とともに、視聴を呼びかけるメッセージが公開されています。

この成功を分析すると、映画『国宝』は非常に大きな話題性を持ち、多くのファンから支持されていることが伺えます。主演の吉沢亮をはじめとするキャストの演技力や、監督の李相日の映像表現力、原作の持つ魅力が大いに活かされています。過去の邦画と比較しても、その特異な存在感が突出しており、社会全体が求めるエンターテインメントの新たな形を提示しています。この現象は日本映画界に新たな基準を作り出したと言え、映画産業のさらなる進化が期待されます。

ネットからのコメント

1、踊る大走査線の頃は、ネットフリックスもyoutubeも無い時代。これだけ映像エンターテイメントがあふれてる今の時代に、映画でこれだけの興業収入を得るのは本当に凄い。

2、本当に凄いことだと思う。歌舞伎って中々いまの若い世代には刺さらないと思ってたけど、高校生の娘が友達と見に行ってたりしてて若い世代にも人気だなと思いました。

自分も見に行ってこの映画はストーリーも勿論良いですけど映像の奥行きの使い方が凄いなと思いました。この映画のおかげで実際の歌舞伎の人気も上がってきてるそうですし、ここからも国宝の快進撃に注目したいと思います！

3、昭和世代としては「南極物語」が懐かしいです。物価高や少子化と昭和や平成と比べるには弱い時代に3時間の映画でこの快挙、本当に凄いです。この勢いで是非ディレクターカット版の上映を！

4、テレビドラマがヒットし既に広く認知されていた『踊る大走査線』、老若男女の幅広い層をターゲットにした『南極物語』、この両者とは異なり歌舞伎という伝統芸能をテーマにし約3時間に及ぶ長編映画でありながら（その時点で子ども層が離れる）これだけの興行収入を得たのはまさに快挙だと思います。