大西卓哉さん(49)ら日米露の宇宙飛行士4人を乗せた米スペースXの宇宙船クルードラゴンは、現地時間9日午前11時33分頃(日本時間10日午前0時33分頃)、米カリフォルニア州沖に着水。大西さんは3月から国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終え、無事地球へ帰還した。今回の滞在は2016年以来2度目で、4月には日本人3人目の船長に就任。
「きぼう」実験棟で微小重力を利用した高性能半導体「シリコンゲルマニウム」結晶生成などの研究を行った。帰還前には同僚の油井亀美也さんへエールを送った。
人類の探究心を体現する今回の帰還は、挑戦と成果の見事な結晶だ。長期滞在という過酷な環境で成果を上げ、無事帰還できたことは、技術力とチームワークの勝利である。特に微小重力下での半導体研究は、地上の産業や生活に直接的な恩恵をもたらす可能性を秘めており、その価値は計り知れない。こうしたミッションの継続には、安全管理と訓練の徹底、国際協力の深化、成果を社会に還元する仕組みの強化が不可欠だ。宇宙は遠く感じられるが、その成果は私たちの身近な暮らしに波及する。だからこそ、こうした挑戦を支える基盤を着実に築くことが、未来を切り拓く最も確かな道だ。
ネットからのコメント
1、最近は宇宙に行くことが当たり前のように感じるほど頻繁にロケットが飛んでいるが、宇宙波地上とは比べ物にならないくらい過酷な環境だ。ISSの中にいても宇宙線による放射線被曝は数日間で地上の一年分にもなり、無重力環境下では身体中の骨からカルシウムを漏出してしまうし、筋力は日に日に弱ってしまう。常に被曝する環境下で私たちには笑顔でリポートし、ミッションを遂行する宇宙飛行士達には本当に頭が下がる。そんな環境下でミッションを完了した大西さん、本当にお疲れさまでした。ゆっくり休んでほしいと思います。
2、大西さん、ISSでの船長と実験等の任務を終えられ、クルードラゴンによる無事の帰還を果たされて、本当にご苦労様でした。長期間、無重力の環境で過ごされるという真似のできない困難なミッションには頭が下がる想いです。
それと同時に、これほど頻繁にISSと地上を安全に往復できるようになった科学技術の発達は、先人から受け伝えられた宇宙開発への情熱の賜物だと思います。今夜のTBS「人生最高レストラン」に野口聡一さんが出演されていたのは偶然なのかもしれないけど、冒頭のエピソードで語っていたのが、一番乗り心地が良かった宇宙船って、スペースX社による独自のトータル設計が施されているクルードラゴンらしいので、時代を追うごとに快適性も兼ね備えてきた事が印象に残りました。
3、「宇宙兄弟」って漫画を見ていると、いとも簡単に宇宙に行く事が当たり前に描かれているが、やはり一般人には想像できないくらいに凄いこと!日本のため、世界のため、人類の進化のため、本当にお疲れ様でした。まずは地球の重力に慣れて、ゆっくり休息してください。
4、宇宙に行き滞在すること、帰還すること、地球上の日常から見るとどれも本当に大変なことだと思いますでも最近は、こうして頻繁に交代で宇宙に行かれる人がいて、出発や帰還のニュースがトップニュースにならないくらい、身近なものになりつつあるんだなと思います
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9215278bb886958a5994c350f0e9619bd9eaea0d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]