12月19日の東京債券市場で新発10年物国債の流通利回りが2.020%に達し、約26年ぶりの高水準を記録しました。この日銀の政策金利引き上げや高市政権の積極財政方針を受け、市場で財政悪化への懸念が高まったことが背景です。金利上昇は通貨価値の信頼性低下や財政リスクの表れであり、最終的に市場で国債売りが加速しました。高市総理の政策評価が保守層から支持を受けつつも、経済政策は市場の信頼を試される局面を迎えています。

現状の2%という金利上昇は、単なる経済指標の変動ではなく、日本経済全体への警鐘と捉えるべきです。この警報は、長期的な財政健全化と民間需要の活性化が求められています。現状を放置すれば、制御不能なインフレや過剰な借金構造が日本の経済基盤をさらに蝕むでしょう。
まず、財政支出を供給力向上への投資へと絞り込むべきです。例えば教育や技術革新を含む長期的な成長分野への投資を優先し、借金依存からの脱却を目指すべきです。また市場が信頼できる国債発行の透明な仕組み構築が急務です。さらに民間経済を活性化する規制緩和や、税負担の見直しによる成長志向の政策が鍵となります。
市場は過剰な介入に静かに抗うことを示しました。その変化を単に抑え込むのではなく、財政規律と市場の健全性を基盤に再スタートを切るべきです。この現状を甘い幻想で逃れようとする限り、未来への道は閉ざされるでしょう。
経済の冷酷な現実と向き合い、力強い構造改革を行うことで、日本の市場に信頼を取り戻すべき時が今、訪れています。
ネットからのコメント
1、高市総理の政治的思想の左右は正直重視しない。問題は経済政策。積極財政/金融緩和で円安是認だと物価高のまま。とにかく物価高をなんとかしてほしい。高市総理はアベノミクスの続きをしようとしているんだろうけど、アベノミクスは今は経済効果がない。高市総理の経済政策関係のブレーンは何も助言しないのだろうか?
2、仮にもし円安がさらに加速して手がつけられなくなったら現実を知るでしょう。その時に時間がかかる、最低でも1年後しかわからないなど、誤魔化したりせず、積極財政は失敗だったって認めて修正する事は必要。もし数パーセントを超える大幅なインフレ、物価高になったら持続可能な経済は不可能だと思う。
3、今は持続可能な社会が求められるのであって、財政も同じだと思うのです。財政の健全化を目指し、政策には地球の資源を使い過ぎず、環境を壊さず、未来に渡って平和で豊かな生活を維持する社会の構築ですね。化石燃料を使い過ぎると温暖化に拍車をかける。
大規模な太陽光発電では環境破壊から二酸化炭素炭素が増えるし、防衛力の拡大が平和への寄与になるかは一概言えまい。だから、積極財政が持続可能な財政になるのか?その手法や効果もいまいち不明瞭でわからない中で、掛け声だけが勇ましい訳で、だいたい積極財政を進めた安倍政権の時は、円高とデフレ、自民党は安定多数であった。今は、円安とインフレですよ。与党過半数割れです。積極財政なんかやっても壮大なるバラマキになるうるのであり、財政は持続可能性を否定して仕舞うだけです。
4、高市氏はとにかく経済に疎くて知識が更新出来ないので、安倍首相当時のブレーンからも批判されている。高市放漫財政宣言のために日本経済が不安視されて日本円は独歩安。首相就任後いきなり10円の円安は高市ショックだ。対ユーロは史上最安を更新し続け、政情不安のトルコリラに対してさえ円安。日本の利上げと米利下げが決まっても円高にならないのは不安の大きさの表れ。株価も円安で履いたゲタ以上に上がらない。トリプル安も複数日起きた。高市氏は「アベノミクスは100%正しかった」とか「日銀利上げはアホ」とか円安加速で国民を苦しめることばかり言った。
昨年からの急激な円安はこの高市発言の影響だ。石破がなんとか140円台に戻したのに高市首相誕生で元の木阿弥。しかも先日はデフレ対策まで言い出した。正気を疑うレベルで経済に疎い。トラスはすぐクビになったが、日本では威勢のいいことさえ言えば支持する愚かな支持者が多い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ef8ff00507ca78caaf6052bc8ae29b6a23d0b2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]