事件概要:長年義実家への年末帰省を続けてきたSさんが、帰省をやめる決心をし義母に伝えたところ、義母から冷たい反応を受けた。その理由の一つは、義母がSさんのSNS投稿を発見し、帰省中の愚痴が書かれていた内容を把握していたことに起因している。これにより、義実家内でSさんは悪者扱いされるようになった。夫はこの間も非協力的で、帰省にまつわる家庭内の負担とストレスが積み重なり、Sさんは帰省を卒業する道を選んだ。

コメント:この件は、義実家との関係や帰省における現実的な負担がいかに個人の生活や心身に影響を及ぼすかを表しています。そして、夫が協力を拒み、義母がさらに対立を深める対応をしたことで、本来家庭内で共有されるべき協力や配慮が欠けている構造が浮き彫りになっています。
まず批判すべきは、帰省が一方的な負担の強制へと変貌している点です。本来、帰省は親族の交流や互いの生活を尊重する行為であるべきですが、Sさんには義実家内の労働力としての役割が優先され、精神的・肉体的負担が強いられました。そして、SNSの内容を監視するという侵害的な行為が、家族関係をさらに悪化させた要因であると言えます。
問題の本質は、日本社会における親族関係の固定観念と、それを支える制度の欠陥です。選択的夫婦別姓制度が未整備である現状も、結婚後の親族関係のあり方に融通を効かせる余地を失わせています。
このような固定観念が、「嫁は無償の奉仕者」という性差別的な構造を生む原因にもなっています。
解決策として、まず親族間で率直な話し合いを促進できる環境を作るべきです。また、選択的夫婦別姓制度の導入を早急に検討することで、婚姻後の個人の独立性を法的に保つ必要があります。さらに、年末帰省などの家庭イベントについて、関与する家族全員が負担や役割を平等に分担するルールを構築することが望ましいでしょう。
この出来事は、人々の価値観や権利を尊重しない固定観念が、現代社会でいかに悲惨な結果を生むかを示唆しています。“家族だから分かり合える”という曖昧な期待ではなく、“家族だからこそ配慮し合う”明確な行動指針が必要です。
ネットからのコメント
1、旦那は家の中でぬくぬくして嫁は寒風の中慣れない畑仕事と洗車って、そりゃ嫁に悪口言われてて当然やろ。嫁はこういうモノって悪意の概念押し付けてくる姑のもとによく長い間帰省していたなぁと感心させられました。 しかも旦那、義理実家にいらんこと告げ口するなんて、一体誰の家族なんだか。旦那が一番あかんと思う。
2、野菜や動物のお世話は休みないにしても、夫が率先して楽しそうにお手伝いする姿がいつもあれば、妻の感情が少しは違ったかもね。夫の実家なんだし。田舎の男尊女卑は本当にびっくりしかない。
3、自分ばかりが被害者で自分が一方的に嫌ってると勘違いしてる人多いけど、自分が嫌いなら相手からも当然嫌われてるんだよね。自分では気づかないけど、自分も相手を怒らせるようなことしてたり言ってたりするしね。人間関係は合わせ鏡ですわ。ま、嫌いな義実家から「来なくていい」って言われたなら万々歳じゃないか。
4、知り合いに、私が今年は義実家に帰省しないと言ったら驚かれた。それぞれの立場や関係性が違うので、同調はしてくれなかったのだろうけど。同居してた時は、毎日色々言われてストレスだったんだから、別世帯になった今は、子供も大きくなって父親の実家に行くか行かないか強制ではなく選択したっていいでしょ。うちの場合、私と子供が行きたくないと言ったから行かないつもりです。旦那1人で行って孫は来ないのかと言われたら、旦那が上手に返答すればいいだけです、自分の親なんだからそのくらいして欲しい。
旦那も私の実家には何年も来てないので、私より酷いと思いますから。嫁だからって何をさせたり、言ったりして良いわけじゃない。私もネットで義両親の愚痴吐くこともあります。お互い嫌いなんだから、わざわざ会う必要もないです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/28706cf978f53096cb26c718cbba6ee71d77f208,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]