12月上旬、B’zの東京ドーム公演で、一人のファンが期待に胸を膨らませてステージに臨んだ。しかし、後ろの観客の大熱唱により、アーティストの声に集中できず、ライブの楽しみが半減する事態となった。このファンの投稿は、SNSで495万回という驚異的な表示数を記録し、多くの反響を呼び起こした。その後、このファンは声を抑えるよう後ろの観客に頼んだが、「ライブは楽しむものじゃないのか？」と笑いながら反論され、納得のいかないまま数曲が過ぎ去った。

最後には席替えされ、声量は減ったものの、残念な思いが残った。高額なチケット代を払っている以上、アーティストの演奏を最大限楽しむ権利を持つという声が強まっている。

この件では、社会のコンサートカルチャーに対する見直しが必要です。一部の観客による過剰な参加によって、他のファンの楽しみを奪う事態は由々しき問題です。この現状は、観客がコンサートを楽しむ中での公共のスペースを尊重する必要性を再確認させます。この解決策として、まず明確なガイドラインの設置が考えられます。例えば、コンサート前に注意事項を徹底することが挙げられます。次に、スタッフが積極的に介入し、迷惑行為を速やかに解決する体制を整える必要があります。そして、観客自身が周囲の状況を理解したうえで、その場にふさわしい行動を取る道徳教育も求められます。

コンサートは個々の楽しみと他者を尊重する場の調和が欠かせません。本来の目的を理解し、協調性を持った楽しみ方を推奨する文化が浸透すれば、全ての参加者にとって豊かな体験が生まれるでしょう。

ネットからのコメント

1、先日の愛知県の矢沢永吉のLIVEで、隣の客が、それほど大きな声ではないがずーっと歌っていて、矢沢がシャウトすると同じように真似をしてシャウトしていた。余りに頭に来て、「それ以上歌い続けるなら係員を呼ぶ」と言ってやったら、その後は歌うのをやめてくれた。やはり明確にルールを作ってくれているから、こちらも言いやすいし、係員もきちんと注意してくれる。アーティスト側がきちんとルールにするべきだね。

2、声量ぶっ壊れてる人いるね。声が大きいだけでうまい訳でもない。仮に上手くてもあなたの声聞きに来たんだじゃないって思うよ。人によっては一緒に歌うのは礼儀ぐらいに思ってる人もいる。そんな人がそばに来ないように祈ることしか出来ないけど、事務所が声上げてくれたら嬉しいね。

3、かなり昔B'zさんの公演に、当時中学の同級生と参加したした時の事を思い出しました。

私の同級生が稲葉さんの歌に合わせて「熱唱してしまった」側でした。同級生は初めてのライブ参戦ということと、普段から声が大きかったのもあり案の定隣の人に注意されていました。直後、「そんなに声大きかったかな」と不服そうでしたが、確かに気になる音量ではあったので「ちょっと大きかったね」と返しました。そのあとは何事もなくお互いライブを楽しみました。ただ、間柄によりますが楽しんでいる時に声が大きい事を注意するのはなかなか勇気が要りますね。相手がどんな人物か分からないし下手に刺激すると危険なので、近くのスタッフに注意してもらうように頼むのが1番無難かもしれません。

4、大き過ぎる歌声、オーバーアクションな手拍子、大声の会話などで集中出来なかったり、体調万全で行っても疲れて座ると、周りが立っているので全く見えなくなる、など、それなりのチケット代と交通費をかけて行っても、周りばかり気になってしまって楽しめないなら、もうコンサートに行くのは辞めようかな、と思うようになりました。確かに楽しまなくちゃなのですが、それはみなさん同じ。

楽しんで何が悪いの、盛り上がったらいけないの？ではなく、やはり、基本的なマナーは守らなくてはいけないと思います。