中国外務省は10月15日、自衛隊の元統合幕僚長である岩崎茂氏に中国への入国禁止などの制裁を科すと発表しました。この制裁は即日発効され、背景には台湾有事を巡る日本の高市早苗首相による国会答弁を契機に悪化した日中関係があります。中国政府は岩崎氏が「台湾独立勢力」と結託し、「一つの中国」原則を著しく違反したと主張し、制裁の一環として、香港やマカオを含む入国禁止、中国の組織や個人との交易や協力活動の禁止、中国国内の財産凍結が行われます。
今年3月に岩崎氏が台湾行政院の政策顧問に就任したことが明らかになった際、中国は日本側に抗議していました。この制裁措置は中国が日本の個人に対して行うものとしては極めて異例で、最近ではフィリピンや日本の政治関係者にも類似の制裁が実施されています。

この件は、中国の国際関係における緊張の高まりを象徴するものであり、これまで中国自身が欧米による制裁を「内政干渉」として反発しながらも、自らも制裁に踏み切るという矛盾を示しています。制度的な欠陥として、まず「一つの中国」原則の解釈を他国に強制することで、多国間関係の良好な構築を阻害している点が挙げられます。次に、個人に対する制裁が外交関係を更に悪化させ、結果として地域の安全保障にプラスではなくマイナスの影響を与える可能性を孕んでいることが問題です。
改善のためには、まず対話を通じた問題解決を優先すること、次に国際法に根ざした公正で透明な手続きを確立すること、最後に経済や文化交流を通じた信頼醸成の努力を継続することが必要です。現在の「制裁」の流れは対話よりも制圧を優先する姿勢を反映しており、国際関係の改善には、より積極的な協調が求められます。
ネットからのコメント
1、遂に切れるカードすら無くなってきましたね。結局中国が切れる最強のカードはパンダ貸与。ここで重要なのは裏で取引せず、先方のメンツが完全に潰れるまで引っ張ることです。再発防止のためには日本に手を出すとメンツを潰されると言うことを学習させるのが重要です。
2、これってどれだけこの方に不利なものなんだろうか。取り敢えずなんかやってる感を出さないといけないからやってるって事?しかし相変わらず自分は絶対正しい。相手には何やっても良い。でも、その逆は許せないなんだね。日本に対してやってる事を過去に自国にされた時は抗議してるのか。なんでそんなに自分のことばっかりなんだろう。中国のお国柄なのかな。
だから、観光に来ても相手の国のことなんて全く考えず、迷惑行為ばっかりやるのかな。個人でも、国でも、相手を思いやれないと付き合えないよ。問題が起こったら力でなくて対話しなきゃ。対話すら出来ないようにしていって俺の言うことをきけでは誰からも相手にされなくなるよ。中国は市場も大きいし経済力もあったし何よりレアアースがあったからしぶしぶ付き合ってくれてたけど、経済もヤバくなってきたしレアアースも脱中国が進んでる。これじゃ孤立するしかないよ。
3、当然想定内。特に中国に行く必要があるのか? 中国に行くのはビジネスマンだけで良くない。そのビジネスマンも出来るだけ行かないようにするべき。今後不当に日本人の身柄を拘束したら日本が治癒動くに対して制裁を科すべき。もちろん レアアースを止める可能性が大なので充分な準備があっての行動だ。
4、現在の内倉統合幕僚長と同じくF―15Jの元パイロットですね。また、航空幕僚長の時にはF―35の導入を進めた方でもあります。2016年に防衛大臣政策参与を退職して以降は完全に民間人ですから、最新の機密にも触れていないでしょう。
しかし、10年近く前に公職を外れた民間人にまで制裁するとか、中国は本当に日本を叩く材料が無いんでしょうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/10adf93c6347f7b4bace2bb943256f7bc8f89333,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]