クマ被害が増加する日本において、自衛隊や警察が十分な対策を講じられていない状況が浮き彫りになっています。本記事で報道カメラマンの不肖・宮嶋氏は、警察官や自衛隊が都市部での任務に重点を置いているため、クマのような大型動物への対策において課題があると指摘しています。クマ駆除に使用される銃器は一般的に人間向けのものであり、その威力がクマに対して不十分であるとされています。

現場の警察や自衛隊が法的制約の中で活動するため、クマへの発砲が制限される一方で、民間のハンターはより強力な武器を使用可能です。熊の増加は自然保護や人間の生活への重大なリスクとなっており、効果的で迅速な対応策が求められています。

この問題への批判は、現在の制度の枠組みが現実に追いついていない点にあります。まず、警察・自衛隊がクマ対策を行う際の法整備が不十分であり、具体的な許可基準や手続きの明確化が必要です。また、クマ駆除用の訓練や器具の導入が遅れており、さらには適切な予算の割当てと人員の配置が求められます。特に、自衛隊員に「町の便利屋」としての役割を与えず、本来の国防任務に集中させつつ、必要に応じた民間ハンターや地域社会との連携を強化すべきです。自然保護とのバランスを保ちながら、住民の安全を最優先に考えるべきではないでしょうか。

現実の問題として、この状況は政治的な意志と迅速な対策を求めており、「安心した生活」と「自然との共生」のどちらも確保するために、より先進的で包括的なアプローチが必要とされるでしょう。

ネットからのコメント

1、猛獣対人間は、人間が銃を使えて対等くらいになるとい言われてます。決して銃を使えても有利と言う訳ではなく、鋭い牙と爪で縦横無尽に攻撃してくる小さな装甲車のような熊に、人間は確実に急所に命中させなければならない難しさは、経験のない人には容易にできるものではなく、話し合いもできない野生動物を駆除するのは対人戦よりも難しい所があるのだと思う。

2、ハンターと最新軍用自動小銃との違いは、口径と弾丸にある。一方、64式自動小銃なら口径は同じで自動連射が可能。ハンターのライフルは熊の皮、肉や熊の胆を確保するため、自動連射は出来ない。今回は熊殺傷するのが目的、ハンター指導のもと、赤外線センサーを活用し、64式で数名から自動連射すれば、熊には有効では。

3、ハンターで元自です。いや、小銃で多分やれるもおもうけどね。ただ、他の所にも以前かいたけど、ハンターとしては飛んでった弾にも責任もたなければならない訳で、自衛隊のおはこの人海戦術でも隊列組んで忍び猟みたいになんかできないし。

(人がおおけりゃクマだってなんだって逃げちゃって猟果でないってのが目に見えてます)ましてや連射なんかしたら事故につながります。そして、もし山の中で薬莢一つなくしでもしたらそれこそクマ以上にやっかいになります。度々ニュースになるので皆さんご存知とおもいますが。こればっかはしかたない。色んな条件の元自衛隊が第一線で山で駆除は実用的では無いと思う。

4、経験がないのだから、現状を語ればご指摘の通り。だからダメなのではなく、県警に猛獣対策班を組織し訓練して今後の対応に当たるとするのが未来形。彼らは公務員であり業務として駆除に当たる。当然、経験のある猟友会諸氏から学びながあら同行して経験を積むことになる。民間の愛好団体に駆除を任せてきたのがそもそも行政の無責任でああった。今からは、都道府県警に専従班を設置して、最前線で害獣（クマ、イノシシ、シカ、キョン、ほか）の駆除に取り組むのである。