『果てしなきスカーレット』は、細田守監督の新作長編アニメで、2023年11月21日に公開された。芦田愛菜や岡田将生、役所広司といった豪華声優陣を迎え、4年以上の制作期間をかけた作品であるが、初週末4日間の興行収入は2億7000万円にとどまり、前作『竜とそばかすの姫』の初週末3日間の3分の1にも満たない結果となった。さらに、公開2週目では動員ランキングでトップ10圏外に落ち込み、「大コケ」との評価も聞かれる中、12月13日から入場者特典として歴代ヒロインのミニ色紙が配布されることが発表される。
その特典内容が過去作を基にしていることが批判を呼んでいる。

この状況には映画のプロモーション戦略に重大な見直しが必要だ。まず、入場者特典のタイミングと内容が後手に回っている現状を変えるべきである。新作映画として、初期の観客を重視し、早期に魅力的な特典を用意することで、最初の動員数を確保することが重要だ。また、特典内容についても、過去作に頼るのではなく、新作のキャラクターやストーリーを活かしたアイテムを用意するべきだ。さらに、監督個人の作品としてのブランド力にも頼らず、作品そのものの魅力を前面に出すためのマーケティング戦略の見直しが求められる。このような改善策を講じることで、映画自体の価値を正しく評価し、結果として長期的な興行収入の安定させることが可能になるだろう。細田監督の作品は本来、独自の世界観とメッセージ性に溢れている。
その特徴を充分に生かしたプロモーション活動を期待したい。
ネットからのコメント
1、鬼滅やチェンソーマンの特典に比べてショボい。すでに1日1スクリーンの映画館が多いのに今さら特典欲しさに行くとは思わない。大急ぎで描きましたって感じだし みんな同じ顔に見えるし顔の向きは一緒だし色もついてないし もっと工夫できませんか?キャラってただの記号じゃないよね 笑ってるとか泣いてるとか怒ってるとかそれぞれ個性があるよね?
2、作品の論評は多々あれど。公開して4週も経ってからの特典配布は「テコ入れ」としてはあり得るのでしょうが、公開まもなくから興味を持って来場してきてくれた観客のことをどう思っているのでしょうか。このやり方は、例えこの作品の評判が良かったうえでのテコ入れだとしても、批判されますよ。
3、批判の多い怖いもの見たさで行きたいとせがむ娘と2週間前の平日昼間の回を見に行きました。自分は物語の進行が盛り上がりに欠けて退屈で途中寝てしまいましたが、娘は言われるほど酷い作品でも無かったとの感想でした。ちなみに観客は自分達を入れて8名でした。
登場人物が劇画調に描かれていたから過去の細田作品を支持している人にはダメだこりゃになってのでしょう。しかし特典くれるならば鬼滅の刃みたいに最初から配れよと思うね。
4、入場特典って最初から無しだったんだ。てっきり配り終えていたと思った。特にそれ目的では映画を見ないけど入場特典だとそういう場合も多いんだよね。なのに4週目から?切羽詰まったアイディアだと思う。保険のつもりで最初から入場者特典を毎週分別のを用意するとかしておいた方が良かったかもね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b7c148381e1336b7213bdba5445f20d960d12d66,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]