事件概要：2023年10月4日、東京都世田谷区で無免許でモペットを運転していた大学生の男が事故を起こし、56歳の男性に重傷を負わせました。事故の原因は、進入禁止の一方通行を逆走し、交差点で自転車と衝突したことでした。男は事故後、友人に身代わりを依頼し虚偽の申告をさせました。後に警察に逮捕された男は、賠償金として1億円から2億円を請求されましたが、経済的に支払う能力がなく、反省の姿勢も見せました。

最終的に、東京地裁は男に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。また、モペットによる交通違反が急増しており、警察庁は対策を強化しています。

コメント：モペットを無免許で運転した大学生の無謀な行動が引き起こしたこの事故は、法の隙間を突いた運転の危険性を浮き彫りにしています。モペットのように一見無害に見える乗り物が、時速60kmに達し、大きな危険を伴うことを社会全体が再認識しなければなりません。交通法規が緩く、購入時に免許の確認がなされない現状では、無免許運転が増え続ける可能性があります。

解決策としては、まずモペット購入時の免許確認を徹底することが求められます。次に、交通違反を監視するための厳格な取り締まりを強化し、無免許運転者に対する罰則を厳格化する必要があります。そして、販売店には安全教育を義務づけ、購入者に対してモペットの危険性を明確に伝えることが急務です。

事故を起こした男の自己責任回避の姿勢は許されるべきではなく、社会全体でこのような事故を未然に防ぐための施策を講じなければ、将来的にさらに多くの命が失われることになるでしょう。

ネットからのコメント

1、街中で見かける、太いタイヤの、えらくスピード出してる、だいたい黒っぽいやつ、あれがモペットだよね？原付と同じルールのはずなのに、ノーヘルだし、歩道を走るし、逆走するし、本当におっかない。見かけて通報しても捕まらないだろうな。販売時免許必須、ウインカー等の装備必須、保険必須、ヘルメット必須とか、ガチガチにルール改正してほしい。

2、保険が適用にならないと、実質被害者は泣き寝入りになる現状。例えば販売店側で自賠責の様な仕組みの保険を掛けさせる事は出来ないだろうか？引き受ける保険業界の問題と、車両価格には跳ね返るが　被害者の負担軽減になるなら検討の余地はあると思うが

3、はっきりいいます。警察の取り締まりが追いつきません。モペットを扱ってるその場の横や反対側、普通に走ってます。恐らく彼らは、原付の扱いや免許がないと乗れない・これはモペットだ、という認識で乗っていると思いますよ。事故れば逃げる。警察から停められても逃げる。逃げるってことは、ダメな乗り物に乗っているということを理解している。隠して売ってる店も悪い。ちゃんとしたモペットを極たまに見ますが、あの方がたが可哀想にみえてるく。もっと何か対策して欲しい。

4、「故意に事故を起こしたわけでない」事故を自体はそうかもしれないが、モペットを購入したのも、無免許と知りつつ乗り続けたのも、事故当時友人に責任を転嫁しようと思ったのも、全てこの男の判断で行なわれたことであり、故意と言える。なのでこのケースは「未必の故意」にあたるのでは？