広島県の広陵高校野球部での暴力問題が深刻化しています。今年1月、元1年生部員Bくんが2年生部員から暴力を受けたとされ、この件で学校は高野連から厳重注意を受けています。さらに過去には、Aさんという元部員が2015年と2016年に上級生から集団暴行を受け、一時的な右半身麻痺に陥ったことが告発されました。しかし、学校側はこれを「偶発的な事故」として処理しています。
この状況により、監督の中井哲之氏と部長の中井惇一氏は辞任し、新体制が発足。現在、警察と第三者委員会が調査を進めていますが、広陵高校に対する非難は依然として強く、次の大会出場が不透明です。
この事件は、教育機関としての責任が問われる深刻な問題です。まず、暴力が蔓延する文化を野球部が抱えてきたことは、教育者や管理者の監督不行き届きを露呈しています。さらに、被害を受けた生徒が声を上げにくい状況が常態化している点は、制度的欠陥の一端と言えるでしょう。部内の管理体制を見直し、第三者調査機関による徹底した検証が不可欠です。具体的には、①部員の心理カウンセリングを定期的に行うこと、②暴力行為の通報体制を整備すること、③外部からの監査を義務化することが提案されます。今回の監督交代は一歩前進ですが、根本的な問題解決には多角的な視点からの取り組みが求められます。
教育の場が暴力の温床ではなく、成長と学びの場となるよう、社会全体での関与が必要です。
ネットからのコメント
1、言うまでもなく、暴力を振るった当事者は処分されるべき。しかし、今回の件は、学校側が事件を隠蔽していたのでは?ということが火に油を注ぐことになった。しかも、監督は野球部だけでなく、学校、法人という立場でも管理指導する立場であるので、疑惑が表に出たことは大問題であろう。監督を辞任しても学校には残るようなので、こ 根本的な解決にはならないと思う。
2、とても具体的な内容であり、広陵高校が日本学生野球協会から1か月の対外試合を禁じられた部分では外形的事象とも一致する。作り話とはとても思えないがどうだろう。これまで一貫して暴力の存在を否定、法的対応を取るとまで突っぱねてきた広陵高校はどう答えるのか?この件も「そのような事実はありません」で押し通すのか?対応次第ではさらなる大事になりそうだ。
3、被害者の生徒はそこそこ野球もできるから広陵に入学もできた。野球のために頑張ってきたのになんでこんな目に遭わないといけないのかってのが大きい。
それを見過ごしてきた学校側の問題。野球部も報告だけで野球は続けていた。傷害罪で学校も加害者もその時に訴えられないといけなかった。高野連も何故処罰しなかったのかも大問題だよ。名門だからって許されれるべきではない。特に今の時代はね。昭和の私が学生の頃は先輩からのイジメは当たり前だったからね。もちろん名門だからって学校は伏せていた。時代にあったとは別で私生活に影響が出るほどの傷を負わしたことはちょっと昔とか関係なくダメですね。
4、「高校野球は、あくまでも教育の一環」選手や関係者共に、今一度改めて、この意識を徹底すべき。部内の暴力行為で怪我をするなんて、決してあってはならない。万が一、そういう事案があった場合は、厳しく処分して速やかに公表する。それが、問題を常態化・深刻化させないためにも一番重要。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dff7088fe49b9d027ff8bc7ca08547b5c28f858b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]