大阪府堺市堺区のシャープ旧堺事業所内で、9日午前8時ごろ、解体作業中に資材搬送用エレベーターの重さ10トンの重りが落下し、業務委託先の60代作業員が死亡する事故が発生しました。男性はエレベーターと壁の間に挟まれ、その場で死亡が確認されました。作業開始は午前6時で、解体対象の建物はかつて液晶パネル用ガラスを製造していた「旧ガラス工場」。警察と消防が事故原因を調査中です。

エレベーターの重りが落下するという非常に異常で不条理な事故が発生しました。1つ目の問題は、安全管理の欠如です。10トンの重りが解体作業で落下するという事態は、本来起こり得ないはずです。この背景として、安全マニュアルの不備や管理体制の低下、作業者教育の甘さが考えられます。2つ目に、業務委託先として働く人々への安全管理の徹底が十分だったかも疑問です。委託元と受託先の関係性において、安全配慮が甘くなりやすいという構造的な問題があるのではないでしょうか。
防ぐべき教訓は明らかです。第一に、解体作業前の徹底的なリスクアセスメントと、その情報を基に作る適切な安全計画が必要です。第二に、エレベーターなど巨大構造物に関わる作業では、専門家の監修や設計基準の見直しが必要です。第三に、元請け会社は下請け業者への安全教育と指導に責任を持ち、安全管理を徹底しなければなりません。
労働環境の改善を怠る社会では、悲劇が繰り返されるだけです。安全な労働環境を整えることは単なる義務ではなく、人間としての最低限の責任であるべきです。この事故が未来の犠牲者を減らす契機となるよう、全力で問題を解決すべきです。
ネットからのコメント
1、10トンの重りが落下とか怖すぎます…解体作業中とはいえあまりに凄惨な事故で言葉を失いますね亡くなられた方のご冥福を心からお祈りします一体何が原因だったのかしっかり調べて再発防止を徹底してほしいですね
2、亡くなられた作業員の方のご冥福をお祈り申し上げます。近年このような作業中の事故が増えているように感じます。ベテラン作業員さんによる日常作業の慣れ、または人出不足による過重労働など、様々な要因があるのだと思いますが、命に係わる作業を行う方々には今一度、安全確認を忘れず命を大切にして欲しいと願います。
3、エレベーター業者です。 解体?がエレベーター業者によるものなのか、建築会社の解体業者が行ったのか不明ですが、建築会社の解体業者の場合、エレベーターの仕組みをよく理解していないで、屋上機械室(そこからはエレベーターかごの通り道(昇降路)が見えない)のロープを昇降路内の下に人が入るのをよく確認しないままロープを切断したりする事故が以前にもありました。エレベーター業者に頼むと解体業者よりコストがかさむ等の要因もあるかと思いますが、コストより仕組みを知っている解体専門家に頼むのが安全で良いと思います。
4、10トンという重量のある物体を扱う際、ワイヤーの切断や外れを想定した二重の安全策が必要です。使用するワイヤーロープや吊り具が、重りの重量に対して十分な安全係数を持っているか、損傷がないかを作業前に確認する必要があります。重りを一定の高さで保持したまま作業を行う場合、万が一ワイヤーが切れても落下しないよう、下に強固な支柱や仮受け台を設置するなどの物理的な固定措置が必要です。原則として、吊り上げられた重量物の真下で作業を行うことは、労働安全衛生規則で禁止されています。
指揮者を配置し、作業員同士で合図を明確にすること、また周囲にバリケードを設置して関係者以外や作業不要な人が危険区域に入らないよう管理する体制が必要です。解体現場などでは、設備の構造や劣化状況を事前に把握し、どのタイミングで落下の危険が生じるかを予測した作業計画書を作成し、作業員に周知徹底しなければなりません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6da4601b04a6c40bf25803f855fbbdcbd5a4d9cc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]