米連邦準備制度理事会（FRB）は、10日に開催された連邦公開市場委員会（FOMC）において、政策金利を0.25％引き下げ、3.5～3.75％とする決定を行いました。これは、3会合連続の利下げです。背景には、根強いインフレ懸念にもかかわらず、雇用市場の減速が目立ってきたため、これに対応する狙いがあります。今回のFOMCは、米連邦政府の一部閉鎖により、FRBが重視する物価と雇用に関する最新の経済指標データが公表されない状況で実施され、結果として、FRBは民間データに基づいて利下げの判断を行いました。

FRBの政策金利の引き下げには、一見して雇用市場への配慮が示されているものの、複数の懸念が浮かび上がっています。まず、政府の一部閉鎖によって公的な経済指標が欠落する中で、民間データを基にした利下げの決定は透明性を欠くものであり、市場の信頼性を揺るがす恐れがあります。また、三会合連続の利下げは、インフレ抑制よりも短期的な景気支援を優先している姿勢を示しており、物価安定という根本的な使命を危うくしています。解決策として、政府は早急に閉鎖を解消し、FRBはインフレ指標の公開に努めるべきです。また、中長期的な視点を持って透明性のあるコミュニケーション戦略を強化することが求められます。政策の一貫性が失われることは、経済の混乱を招く一因となり得ます。即刻の是正を図るべきです。

ネットからのコメント

1、日本とアメリカの物価上昇率は現在同程度です。でもアメリカは失業率が上がっているし利下げの余地も十分あるから利下げするのもわかる。日本は賃金は低いけど失業率は高くないから、インフレ抑制で利上げするのもわからなくはない。賭けになるとは思うけど。賃上げに関しては政府頼みではなく、労働者がリスクを負って転職したりストライキしたりしないといけないと思います。政府は企業に賃上げの圧力かけるよりは、転職やストライキをしやすい環境づくりをしてほしい。企業に賃上げの圧力かけるのは、本来労組や労働者の仕事です。

2、日銀の利上げを魔法かなにかだと勘違いしている人が多いが、今の為替レートは国力の差を反映しているに過ぎない。もはや金利差で説明できる水準ではないからだ。GDPはマイナス成長、企業の投資が鈍っている中で下手に利上げをすれば日本の不況が長引くだけで、むしろさらなる通貨安を招くことになりかねない。

3、これだけアメリカの金利が下がっても円高にふれないのは何故だろう何とか円高に進めなければ日本は終わるぞ今現在でも日本はスタグフレーション状態なのにこれ以上この状態が続けば今後かなりの予算をこの物価高対応に使わなければならなくなる高市は物価高対策をすると言ったので今の物価高対応ではなく、ちゃんと物価高対策をすることを期待したい

4、アメリカで0.25利下げしたくらいではドル円は1円も動かず、これからまた円安に戻るでしようアメリカの利下げは来年1回くらいで打ち止めと言う観測もある。ヨーロッパは寧ろ利上げするかもだと日銀がこの段階で0.25上げた所で円安は円高方向にはならないだろう日本こそ、製造業の国内回帰で物作りを強化するべきだ。自動化により省人化を進めて中小企業の合併を急ぐ補助金はそこに全集中すれば好循環が生まれる。安く作って高くうる