日本の新幹線自由席での座席トラブルが増加しています。特に年末年始の繁忙期には、自由席をめぐる混雑と乗客間のトラブルが問題となっています。コロナ禍からの観光需要回復も相まり、2022年度は新幹線の利用が大幅に増加しました。自由席の制度上、着席が保証されないため、誰かに席を譲る義務はありませんが、道義的には譲ることが期待される場面もあります。
しかし、現代社会では利用者の多様化や混雑が常態化し、善意だけで解決できない状況が増えています。ある女性乗客は高齢者に席を求められ、「今どきの若者は」と嫌味を言われる体験をしましたが、席を譲った後も感謝されない状況に疑問を感じています。

この新幹線自由席問題は、社会の変化により道徳観が揺らいでいる状況を如実に表しています。座席を譲ること自体は善意に基づくもので、その行動が当然だとされる風潮は危険です。自由席とは本来、空いていれば座れる権利がある場所で、誰もがそのルールの下で適正に利用できるよう工夫が求められます。また、乗車するすべての人々がより快適な体験を享受できるような体制には改善が必要です。たとえば、指定席の増設、乗客へのモラル教育、自由席付近のインフラ見直しなどが考えられます。高齢者や体力的に優先が必要な人々への配慮は重要ですが、それを支えるには乗客間の理解と制度の進化が不可欠です。
与えられた権利と他者への思いやりを両立させることで、心地よい公共交通を実現できるでしょう。

ネットからのコメント
1、急用だったのか指定席が無かったのか分かりませんが、ご高齢の方が新幹線に乗車する際に指定席を選択しない事自体が不思議です。急用だったとして、指定席を取る時間が無かったとしても、指定席車両の空いている席に座っていれば、車掌さんが来た時に「この席のお客様が来た際は、別の席に移動願います」と云われて追加料金を払う事になりますが、座る事が出来たはずです。ご高齢の方であっても、自由席で「今どきの若者は高齢者に席も譲れないのか」と文句を云った上に、トイレに行った隙に座席を奪う事は、非常識としか思えないです。
2、自由席であればトイレだろうとなんだろうと席を離れれば他の人にも座る権利はあると思います。
それを防ぐために何かを置いていく人が多いかな。普通の電車の席と同じ感覚。高齢者だからって朝から元気に登山に行くようなグループに対しては、出張に向かう立場だと席譲りたくないなーって思っちゃうこともあります。
3、どんな事情かは知らないが、優先席でも無いなら当たり前に譲られると思うな。譲るのは善意だ。以前、有名な観光地が途上にある路線で勤務していた事があるけれど、仕事で疲れ切ったサラリーマンと、丸一日の観光に耐えられる体力のお年寄りと、その2者択一なら、前者に譲りたい気になったものです。他人の席を奪えるような、パワーのあるお年寄りなんて優先対象なのかすら疑問です。
4、少し前に、新幹線になぜ自由席の車両を設けるのかという話と、自由席があることで列車全体としては儲かるみたいな話があったけど、特急列車くらいまではともかく、新幹線は全席指定で良いと思う。そもそもが長距離なわけで、旅行にしてもビジネスにしてもゆったり行きたいもの。自由席のトラブルは後を絶たないし、自由席車両に乗ることを前提に少し安いチケットを購入し、年寄りに譲れとかは違うと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf018de2b96e3bbb2ccf45fa45799278df7f6e5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]