北海道斜里町の羅臼岳で14日午前、20代の男性がヒグマに襲われ安否不明となりました。事件は同日午前11時頃、標高550メートル付近で発生しました。警察には同行していた友人から「友人がヒグマに襲われた」との通報があり、男性はクマに脇道へ引きずり込まれたとされています。以降、警察は男性と接触できておらず、容体は不明です。付近では最近、ヒグマと人が至近距離で遭遇する事案が相次いでおり、注意が呼び掛けられていました。
事件発生を受け、警察は新たな登山客の入山を規制し、山中に残された登山客の救出を行っていますが、ハンターを伴う救出活動は発砲が難しく、進展が遅れています。
この事件は、地域の自然環境と人間の活動が交錯する中で発生した重大な事案です。まず、人命が懸かっているにもかかわらず、現状の対応は非常に遅れています。頻発するクマとの遭遇事案がありながら、効果的な対策が十分に講じられていないことも問題です。知床半島の登録が促した観光業と自然の共存が問われる中、生態系保護と安全対策のバランスに重大な欠陥があるといえるでしょう。
改善策として、まず第一に登山者に対するクマ対策の徹底的な教育が必要です。次に、クマの生息地と人間の活動範囲のもっと明確な分離を図るための新たなルート設計が求められます。そして、安全を確保するために、より効果的な監視・警戒システムの導入を進めるべきです。
自然と人間の共存には、繊細なバランス感覚が必要不可欠です。このままの状態では、いずれもっと多くの命が脅かされることは避けられません。自然を楽しむためには、まず何よりも安全が優先されるべきです。
ネットからのコメント
1、助かっていて欲しいけど、引きずり込まれたなら厳しいでしょうね。そして、このヒグマは必ず見つけて駆除しないといけない。北海道の山に登るのは危険過ぎる。百名山目指してる人とかでどうしても登りたい人もいると思うけど、自分の命とどちらが大事か考えた方が良い。
2、羅臼岳に何度も登ってる者です。羅臼岳登山道のコースにある銀冷水付近は以前からヒグマがよく出没するスポットで自分もこの付近の水場でヒグマに遭遇しました。休憩している時にヒグマは薮からいきなり現れます。ホントに羅臼岳はそういう危険の多い山です。無事を願います。
3、まあ、コレは人里や自宅で熊に襲われたなんて案件とは別ですね。知床の山となれば、むしろ熊の棲家。登山には様々な危険がつきものなわけで、落石とか急に天気が悪くなったり火山活動があったり自身の心肺機能にトラブルが出たり、道を見失ったり。
そんな中に野生動物との接触なんてのもあると云うだけで。今どきは民家にクマが押し入る時代だし山に入るなら当然、相応の覚悟と準備が必要でしょう。
4、熊が数メートル先にいるのに、撤退せずスプレー撒きながらそのまま進んでいく動画を見ました羅臼だったかもその時は襲われなかったようですが、後々熊に学習されるのではと怖くなりました他に襲われ亡くなった方の周りにスプレー缶が散乱していたという記事もあり、撃退スプレーは絶対ではないこと、登山する人は知っておいた方がいいと思います
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/415ccdceb51f3451d1bec410fab0f99155ff6057,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]