7月、境港市内の公園で未明に松の木の根元が燃える火事が発生しました。原因はバーベキュー後の炭の不適切な処理と考えられています。炭は表面的に火が消えても、中心部分でくすぶりが残り再燃の可能性があるため、水をかけただけでは安全とは言えません。今年は特に雨が少なく、芝などが乾燥しているため、火事のリスクが高まっています。適切な後処理として、灰になるまで炭を燃やし切った後、不燃用のゴミ袋で持ち帰ることが推奨されています。
こうした火災事故は、明らかに十分な認識不足と教育の欠如が原因です。火を扱うアウトドア活動には慎重さが求められるはずですが、法令違反やマナー違反が常態化している現状は大きな問題です。まずは、教育機関やキャンプ場管轄の行政がもっと広く啓蒙活動を行うべきです。炭の処理方法についてキャンプ場などでの標準的な指導とマニュアルの整備、また専用の廃棄物管理製品の普及を進める必要があります。一方で、このようなリスクに対して個々人の意識を高めるための責任ある教育が不可欠です。楽しむためには、まずは安全を最優先に考え、制度を改善し、それを支持する社会を作っていくことが重要です。
ネットからのコメント
1、かつて琵琶湖岸でよく犬の散歩をしていました。湖岸道路には駐車場とキャンプやバーベキューできる草の地面の場所が多く、週末になると賑わってますが、使ったあとの炭をそこらへんに捨てて土を被せていくとか、ちょっとだけ水をかけて熱々のまま捨てていくケースがあまりにも多く、犬が知らずに歩くと危ないので行かなくなりました。
海水浴場で砂に埋められた炭で大やけどした子供がいたそうですが、バーベキュー客はマナー悪いだけでなく、こちらに危害が及ぶこともあるので、何とかしないといけない喫緊の課題でしょうね。
2、焼き切るにはかなりの時間が必要ですので、現実的ではありません。やっぱり専用の火消し壺を使うのが一番簡単で確実です。火消壺によっては中の炭をまた次回使えるものもあるので、定期的にバーベキューをやるなら経済的でもあります。
3、キャンプのテレビ番組を見てると、テントの組み立てやその他の設置はきちんと映してるのに、肝心の片付けはすっ飛ばされる事が多いのよね…。まぁ、実際にタレントが片付けなんてやらないだろうけど、やはり綺麗に片付けるまでがキャンプやからなぁ…。
4、ホームセンターのBBQセット売り場に,火消し壺を置いて欲しい.安くて軽くてスマートなのを製造して売って欲しい.まぁ,せめてブリキのバケツに「火消し用」と書いたのでも良いと思います.バケツって,ほぼ全てプラ製なので水で消した炭でも,ちょっと入れられないんだよね.あと,テレビのキャンプ番組でも,最後に松子DXみたいなタレントが黙々と残り火の始末をするところなんかを放送したら?.タレントさんも評判が上がると思うし,だんだんと『火使って遊んだら,必ず始末をする』って事を定着させるのが一番の近道かと思います.
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5e055a3493c40b276166bbe1fe1d92f1f383079c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]