阪神は8月19日の中日戦で5-4の勝利を収め、チームの若手起用が際立った試合となった。今回はリードオフマンの近本光司を休ませながらの試合で、高卒3年目の外野手・井坪陽生がプロ初スタメンでプレーし、プロ初打席で内野安打を記録。このプレーが悪送球を誘い、走者2人が生還した。第3捕手としての栄枝裕貴も期待の成長株として打撃で活躍。

さらに代打の糸原健斗や遊撃手の熊谷敬宥が重要な適時打を放ち、厚みのあるチーム戦略を展開した。監督は試合後のインタビューで選手の解放や戦力の重要性を語り、ファンからの好評を得ています。優勝マジック21が点灯し、チームの勢いが続く。

藤川球児監督が率いる阪神のマネジメント力には「あっぱれ」と称賛が集まるが、この試合はその力量を示す典型例と言える。非常に多くの若手選手が効果的に起用され、チームの層の厚さが力強く感じられる夜だった。特に阻止するべき課題として、若手選手の育成が挙げられていたが、その対応策として成功しているところに明らかに注目すべきだ。まず、若手を積極的に起用することで彼らの実力を試し、経験値を積ませる体制は称賛に値する。また、選手の役割を固定せず、柔軟に配置することでチーム内を活性化させ、短期的・長期的に成果を生む戦略は他球団も見習うべき手法である。

さらに、育成の課題を解決しつつ勝利を収める試合運びは、野球という勝負の世界で戦うすべてのチームにとって大きな指針となるだろう。藤川監督の指導力に感動し、今後の試合でどの若虎が輝くかを楽しみにしているファンが増えていくだろう。

ネットからのコメント

1、熊谷は2017年ドラフト3位だっけ。という事は金本政権時の選手なんやなあ。金本さんがドラフト戦略にも改革を掲げた結果が実を結んでいるよな。今の藤川監督のオーダーを見て金本さんが「僕が目指していたのはこういうチーム。見ていて嬉しいし頼もしいし、何より羨ましく思う。」と話されてた。金本監督が阪神にもたらしてくれた功績は非常に大きい。

2、監督就任以降、熱烈な人気を誇る岡田前監督の顔を立てつつ、自分のカラーで結果を出せている現状の藤川監督は策士だなと思います。尊敬する監督として岡田前監督の名前を明言して主力をほぼ固定して使っているのは岡田ファンからも認められるし、それでいて若手を重用したり主力を休ませたりする起用は岡田前監督に疑問を感じていた層からも認められる。伝統ある球団だからこその面倒くさいところを上手くやりくりしているなという印象です。

ただやはり上手くファン感情を乗せられている一番の要因は勝てているからでしょう。連敗していた時期にちょうど重なった株主総会では、メタメタに批判されていたように、結局ファン感情は結果が全て。良い時悪い時あると思いますが、若い監督だし頑張ってほしいです。

3、昨日の試合では藤川監督は不動の1番センター近本選手に休養を与えて、井坪選手や中川選手などの若い選手、控えキャッチャーの榮枝選手を思い切って起用して勝ち切ってくれたことは良かった。昨日のスタメンは優勝を決めたあとの試合のようなメンバーだったから少し驚いた。優勝マジックを減らしていく大事な過程で、若手選手を育てながら勝つ難しいタクトを振るって勝ち切った藤川監督の選手起用は素晴らしかった。昨日のような若手主体のスタメンで勝ったことで、これからも主力選手を交替で休ませながら、思い切ったスタメンを組み易くなったと思う。

4、藤川監督の用兵は自分の現役時代、08年の痛い経験が生きているのだと思う。レギュラー固定、リリーフ酷使の岡田野球の欠点で8月後半からレギュラー陣の不調(疲れ)で大失速。

自身もコンディションが上がらず勝負どころで結果を出すことが出来なかった。だからこそ、リリーフ陣は定期的にリフレッシュしているし、レギュラーにも休息日を設けつつ、もしものために10人目の選手を常に探しているんだろうな、と。同じ轍を踏むことはしない、と。頼もしいです。